アファメーションによる好転反応によって起こる現象について解説

アファメーションを日々おこなっていると、これって好転反応かな?と思うことがあります。

『好転反応』とは物事が良い方向に向かっている時に、その反動として一時的に悪いことと思える現象が起きることです。

『夜明け前が一番暗い』と言われるように大きなプラスの現象が起きる時にはマイナスの現象が起きることが多いのです。

そこで本記事では

  • アファメーションの好転反応とは?
  • 好転反応によって起きてくる現象とはなにか?
  • 好転反応とそうでないものの違い

などについて解説していきます。

アファメーションについては以下の記事でも解説しています。

そもそも好転反応とは何か?

好転反応とは冒頭で述べたとおり、物事がよい方向に向かっている時に一時的に悪くなったと思えることが起きる現象のことを言います。

元々『好転反応』という言葉は主に東洋医学で用いられていることが多いです。

適切な治療を受けて身体が快方に向かっているはずなのに、原因のわからない痛みや倦怠感、心が落ち着かないといった症状が出てくるのです。

これはいわば気血の流れがよくなった所以に、『心身の浄化作用が活発化している』からともいえます。

例えば、リンパなどのつまりを解消すると、詰まっていた箇所に溜まっていた毒素が流れ出します。

身体はこの毒素の処理に対応しなければならないので、血流をあげて臓器を通して毒素を分解していきます。

例えば、首回りにつまりが多い人ならその周囲に毒素が溜まっているので、浄化作用が働いている時に、一時的な首こりや頭痛などを感じることがあります。

こういった反応がひとつの好転反応です。

アファメーションによる好転反応の場合は身体的症状だけではなく、人間関係や身の回りの環境など様々な現象が出てきます。

どのような現象が起きてくるのかは普段おこなっているアファメーションの内容によって違ってきます。

アファメーションによる好転反応によって起きてくる現象

アファメーションによる好転反応で起きてくる現象は大きく分けて

・心身の好転反応
・人間関係の好転反応
・環境の好転反応

などがあげられます。

それぞれ解説していきます。

心身の好転反応

まず最初にあげられるのは先述したような身体的症状、精神的症状として現れる好転反応です。

なかでも

  • 原因が見当たらない風邪の症状
  • 嫌なことがあったわけでもないのに心が落ち着かない、落ち込む

といったことはよくある好転反応です。

もし、上記のような症状に限らず、特に原因が思いあたらない心身の不快な症状を感じたら好転反応を疑っても良いかもしれません。

人間関係の好転反応

人間関係にも好転反応が出てくる時があります。

人間関係の好転反応とは、自分の望んでいる現実(普段おこなっているアファメーションの内容)とは合わない人と遠ざかっていく現象です。

具体的には、人間関係において特定の人と

  • 急に疎遠になる
  • 会っても話が合わない、気持ちが通わない
  • 交流していても以前のような楽しさを感じない

といった関係の人が出てきます。

それはドライな言い方をすれば、『自分が望んでいる現実では縁がない人』ともいえるのです。

最終的には別れたり、疎遠になることが多いです。

そういった人間関係の好転反応を乗り越えた先に、自分のアファメーションの現実に適した新しい人間関係の出会いやご縁があります。

環境の好転反応

環境の好転反応とはいわば『今いる環境になんらかの変化』が起こる現象です。

  • 急に職場が変わる、仕事をクビになる
  • 住まいを変えざるを得ない状況に追い込まれる

といったように、抗えない突発的な環境の変化が好転反応となって出ることが多いです。

もし、こういった状況になった場合、ヒステリックになったり、パニックにならずに好転反応と受け止めることが重要です。

むしろ『これからどのような楽しい環境にいくことになるのだろう』とポジティブに構えていれば以前より、より良い環境に移っていくことになります。

好転反応の見分け方と乗り越え方

好転反応について知ると自然に

『これって好転反応なのかな?それとも単なる不調なのかな?』

と思うことがよくあります。

この好転反応の見分け方については現状はっきりした基準はありません。

なぜなら、因果関係が複雑だからです。

アファメーションの好転反応の強さを決めるもの

アファメーションによる好転反応の現象に関連してくるのは

  • アファメーションの内容
  • 潜在意識に染み付いているもの

この二つのギャップです。

ここでいう『潜在意識に染み付いているもの』とは

  • 心の底から信じていること
  • 今までの人生で経験した心情的な記憶、トラウマなど
  • 人生に対する価値観

などといった要素だと思ってください。

例えば、経済状況を変えたい人が『収入が増える類』のアファメーションをしたとします。

その人の現在の月収は30万円です。

この月収を100万円にしたいと思って『私の月収は100万円だ』というアファメーションを日常的におこなうことにしました。

この時、アファメーションと潜在意識のギャップが発生します。

なぜなら、この人はそれまで月収30万円が平均の経済状態で生きてきたからです。

さらに、ここでこの人のお金に対する先入観が働きます。

例えば、子供の頃に親に「金持ちは悪いやつだ」とか「お金に固執しちゃだめだ」などと教育を受けた人はお金を稼ぐことに無意識的に罪悪感や抵抗感を覚えます。

こういった潜在意識に染み付いた『お金の負のイメージ』の先入観が、お金のアファメーションに対して抵抗するのです。

このままアファメーションを続けると、元々持っていたセルフイメージとアファメーションによる新しいセルフイメージのせめぎ合いになります。

ちょっとでも収入が増えると、なんだか落ち着かない気持ちになったり、妙に胡散臭い投資話や怪しい仕事の紹介などを受けるかもしれないのです。

これらは望んでいる現実に進むための好転反応とも解釈することも出来ます。

しかし、多くの場合、潜在意識の抵抗が強すぎてアファメーションがなかなか習慣化できなかったり、途中で諦めてしまうパターンが殆どです。

だから、アファメーションの内容は、潜在意識とうまくコミュニケーションを取りながら進まなければなりません。

いきなり、月収を数倍にするようなアファメーションにせずとも、1.2倍するぐらいのアファメーションの方が潜在意識の抵抗(好転反応)もまだ小さいです。

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