アファメーションってどんな効果があるんだろう?
コーチングや心理学などに通じている人は『アファメーション』という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
アファメーションとは自己に対してポジティブな宣言をすることを言います。
アファメーションは『ポジティブ思考』やただ『前向きな言葉』を発するということではなく、潜在レベルから自分の能力を意図的に引き出す意図で用いられます。
自己啓発をはじめ、ビジネスパーソンにも広く知られている立派なスキルです。
そこで本記事では
- アファメーションの概要
- アファメーションの効果
- アファメーションの作り方
- アファメーションの例文
などを紹介していきます。
目次
アファメーションとは
アファメーションとは先述したように自己に対してポジティブに宣言することをいいます。
自己に対して肯定的に語りかけることによって
・思考
・感情
など意図的に肯定的な指針に向けること目的としています。
アファーメーションの効果
アファメーションは自分が望んでいる現実を引き寄せる効果があります。
なぜなら人は思考、言葉によって現実を観ているからです。
思考、言葉についてはマザーテレサにわかりやすい有名な格言があります。
『思考』に気をつけなさい、それはいつか『言葉』になるから
『言葉』に気をつけなさい、それはいつか『行動』になるから
『行動』に気をつけなさい、それはいつか『習慣』になるから
『習慣』に気をつけなさい、それはいつか『性格』になるから
『性格』に気をつけなさい、それはいつか『運命』になるから
これは思考と言葉の重要性を深く説いた格言です。
私達は思考や言葉で
・性格
・能力
・パフォーマンス
などを決めています。
たとえば、『仕事で重大なミスを犯してしまった』という状況があったとします。
この時、状況に対する意味付け、つまりどう思考し、どういう言葉で意味づけをするかは人それぞれです。
- やってしまった・・・・なんて私はダメなやつなんだろう
- やってしまった・・・・なぜこのような失敗をしてしまったんだろう
- やってしまった・・・・どうすればこの失敗を取り返せるだろう
- やってしまった・・・・この失敗から何を学べるだろう
上記はほんの一例ですが
それぞれの言葉、思考をしている人たちは
・感情
・その後の行動
などが大きく異なってくることは想像できます。
現実に対して肯定的な思考、言葉を発している人は肯定的な現実を創りやすくなり
現実に対して否定的な思考、言葉を発している人は否定的な現実を創りやすくなるということです。
つまり、脳は言葉にあわせて現実を創るようにできているのです。
「元気がない、お金がない、仕事がない」などが口癖の人はさらにそれらを失っていき
「すこぶる健康だ、お金に余裕がある、仕事が溢れている」という口癖の人はさらに豊かになっていくということです。
皮肉なことに不公平だと言えば言うほど不公平な現実を招きます。
逆にポジティブな言葉を普段から使っている人はそれだけ現実がポジティブになっていきます。
アファメーションの作り方
ここからは実際にアファメーションを作っていく行程をお伝えしていきます。
アファメーションの目的
アファメーションは自分に肯定的な言葉をかけることによって
- 自分の潜在能力を引き出し
- 行動を変え
- 望んでいる結果を手に入れる
というステップを得る為に使います。
つまり、アファメーションを作るには自分が得たい結果、目標をまず思い描くことが必要になります。
仕事、人間関係、財政、家族関係、健康などあらゆる分野にとっての理想のライフスタイルを思い浮かべます。
自分を主人公にした映画のワンシーンを観るように描けたらそのイメージがアファメーションを作成する際のベースになります。
アファメーションを作る際のルール
アファメーションを作る際にはいくつかの基本ルールがあります。
- 主語を入れる
- 現在形で作成する
- 否定形やネガティブな言葉を使わない
というものです。
どんなアファメーションもこれらのルールは必ず守られています。
主語を入れる
主語を使うのは言葉の効果を自分に向けるためです。
「幸せだ」と言うのと
「私は幸せだ」と言うのでは
言葉の印象や湧いてくる感情などが大きく違いますよね。
主語を入れるのはアファメーションの絶対的なルールです。
現在形で作成する
現在形で作成することで言葉のパワーを最も発揮させることが出来ます。
「未来の私は幸せだ」という言葉と
「今私は幸せだ」という言葉では
潜在的に認識する意味づけがまったく異なります。
一見2つともポジティブな言葉だと思うかもしれません。
しかし「未来の私は幸せだ」という言葉には裏を返せば『今の私は幸せではない』という意味が含まれています。
さらに、脳は過去、未来、現在と時間の区別を認識することが出来ません。
つまり、「未来の私は幸せだ」という言葉を使えば使うほど『幸せではない現在」を引き寄せることになります。
「いつか○○になれたらいいな」などの口癖はありがちですがこういった口癖も潜在的に欲しい結果を遠ざけることになるのです。
欲しい結果を言葉にする時は現在形にするのは絶対のルールです。
否定形やネガティブな言葉を使わない
アファメーションには否定形やネガティブな言葉を使ってはいけません。
否定形は『私は○○ではない』といった否定を交えた表現です。
より健康になりたい人が『私は病気ではありません』というと結果的に病気になりやすくなります。
なぜなら『脳は否定形を理解できない』からです。
「虹色の雲を想像しないでください」と言われても無意識に虹色の雲を想像しちゃいますよね。
したがって否定形を使う避けたい現実を結果的に引き寄せることになります。
同じ理由で、ネガティブな言葉を使うこともNGです。
アファメーションを作る際のコツ
アファメーションを作る際のコツ
・ポジティブな感情を持てるものにする
・五感で何を感じるのか整理する
という点があります。
まず自分が得たい結果の具体的なワンシーンのイメージを思い浮かべます。
仮に自分が女性で素敵なパートナーと結婚することが得たい結果だとします。
そうすると結婚式を開催し、披露宴を行っているシーンなどを思い浮かべるのです。
この時に自分が感じる感情が、良いアファメーションを作成する為のセンサーになります。
というのも一言に結婚といっても
・結婚の誓いのシーン
・沢山の人から祝福の言葉をもらっているシーン
など人それぞれ感情がもっともワクワクするシーンが異なるからです。
もっともワクワクするシーンを決めたら五感を使って多角的に観てみます。
・聴覚 (何が聞こえるのか)
・味覚・触覚・嗅覚 (何を感じるのか)
といった情報を整理します。
先ほどの結婚式の例だったら
披露宴のシーンで沢山の人に祝福の言葉をかけられるシーンに設定してみます。
- 視野には華やかに装飾された会場、多くの人の笑顔がはいり(視覚)
- 家族や友達など多くの人々からおめでとうの言葉が聞こえてきます。(聴覚)
- 一流シェフがつくった料理の味や香りを感じ、身を包んでいるドレスの肌触りを感じます。(味覚・触覚・嗅覚 )
こういった五感から入った情報がアファメーションのベースになるのです。
実際に作ってみると
『私は愛と祝福に溢れた結婚式を挙げている。
会場には多くの人々の祝福や笑顔が溢れ、とても幸せだ。』
という風になります。
こちらの記事では実際に作成した例文などを紹介していきます。