簡単! モチベーションを維持する6つのシンプルな方法

モチベーションは一時的に上がったりするんだけど維持するのが大変なんだよね・・・・

という人は非常に多いのではないでしょうか。

世の中には心理学や脳科学など科学的にみたモチベーションアップの方法やテクニックが多くあります。

筆者もモチベーションの維持に数年間悩み、色々試行錯誤しました。

試行錯誤したうえでの結論は結局シンプルなものが一番モチベーションを維持しやすいということです。

なぜならシンプルなものの方が

  • わかりやすい
  • 続けやすい
  • 手軽におこなえる

といったメリットがあるからです。

そこで本記事では

  • モチベーションを維持するシンプルな考え方
  • モチベーションを維持するシンプルな6つの方法
    を紹介していきます

モチベーションを維持するうえでの基本的な考え方

モチベーションの維持するうえでの基本的な考え方は

  1. 快楽を得る
  2. 痛みを避ける

の2つです。

人がなにか行動を起こす時の動機には必ずこの『快楽を得る』と『痛みを避ける』かのどちらかに要因しています。

日本人的な例えなら『飴と鞭』のようなものですね。

それぞれ詳しく解説してきます。

[快楽を得る]ためのモチベーション

快楽を得る』とは文字通り、肉体的、精神的に心地の良いことを感じるモチベーションです。

その行動を起こした先に「なんらかの快楽が連想される時にモチベーションが高まる」というパターンです。

例えば金曜日になれば急に仕事のモチベーションがあがり、仕事がはかどったりしますよね。

なぜなら今日の仕事が終われば、休日という楽しみなイベントがあるからです。

今日の仕事終わったら何をしようかな・・・
明日は待ちわびたイベントがあるから楽しみだな
よし、さっさと仕事終わらせて残業なしで帰ろう!

という風に考えを巡らせることは一度はあると思います。

その他にも小学生の時、遠足前にすごく良い子になって普段やらない荷物の準備をしたり、いつも夜更かしするのに早く就寝したりしませんでしたか?

これも遠足という楽しみな出来事、『快楽』になるものを連想しているからです。

[痛みを避ける]ためのモチベーション

痛みを避ける』のモチベーションも文字通り、肉体的、精神的痛みを連想した時に生じるモチベーションです。

飴と鞭の『鞭』の部分ですね。

多くの人の場合は『痛み』を利用したモチベーションで動いていることが多いです。

分かりやすい例で言えば「夏休みの宿題」です。

夏休みの宿題は最終日が近づいてきて大慌てでやるという家庭が多いですよね。

なぜかというと一般的な子供にとって『宿題』をやることは不快であり、退屈です。

つまり『痛み』となります。

そして『痛み』を避けて、友達と遊んだり、バケーションに出かけたりするなど『快楽』の方向へ向かいます。

しかし、知っての通り、こう過ごしていると夏休みの終盤で大嫌いな宿題をやることになります。

人によっては夏休み最終日で徹夜で追い込みをかけたという人もいるでしょう。

ではなぜ、そこまでして嫌いな宿題をやるのでしょうか?

それは『宿題をやる痛み』よりも、『宿題をやらないことによる痛み』の方が大きいからです。

夏休みの宿題をやらなければ、当然学校の先生に叱られるでしょう。

学校内で宿題をやらなかった人として恥ずかしい思いをするかもしれません。

場合によっては友達から仲間外れにされるかもしれません。

夏休みの終盤になればなるほど、この宿題をやらないことによる痛みの連想が強くなります。

だから、寝る間も惜しんで宿題に没頭するという強烈な痛みを避ける為のモチベーションが生まれます。

[快楽を得る]か[痛みを避ける]どちらがモチベーションが上がるのか?

『快楽』か『痛み』のどちらがモチベーションが上がるのかというと『痛みを避ける』方が人間はモチベーションを発揮します。

とある統計によると『痛みを避ける』モチベーションは『快楽を得る』モチベーションの2倍以上の効果があるそうです。

例えば

今から100キロマラソンを完走してください。
そうすれば『あなたの大切な人がとても幸せになりますよ』

と言われた時と

今から100キロマラソンを完走してください。
でないと『あなたの大切な人が死にますよ』

と言われればどちらが100キロマラソンに全力で取り組もうとするでしょうか。

言わずともほとんどの人が後者でしょう。

ここからはこの『快楽』と『痛み』の原則に基づいてモチベーションを維持するシンプルな方法を6つ紹介します。

モチベーションを維持する6つのシンプルな方法

モチベーションを維持する6つのシンプルな方法は以下の通りです。

モチベーションを維持する6つの方法

・計画を立てる
・小さな実績を積む
・進捗を確認する
・目的を達成した状態をイメージする
・目的に関する情報に触れ続ける
・達成したご褒美と失敗したペナルティを用意する

それぞれ解説していきます。

[計画や目標を立てる]ことでモチベーション維持

『計画や目標を立てる』ことはモチベーション維持の基本です。

しかし、計画や目標はただ立てればよいというものではありません。

  • その計画や目標が達成できたらどんな『快楽』が得られるか
  • その計画や目標が達成できなかったらどんな『痛み』があるのか

以上の2点を考えることがモチベーションを引き出す目標計画の設定になります。

例えば『月収100万円を目指す』という目標を立てたとします。

この時、ただ漠然と月収100万円のことを考えてもモチベーションは湧きません。

月収が100万円もあると
・今より良い家に住むことができるし
・子供に良い教育を受けさせてやれる
・好きな物を買ったり、海外旅行に行くことができるな

という快楽となる要因をリスト化することによって『快楽を得る』ためのモチベーションが働きやすくなります

逆にデメリットをリスト化するのも有効です。

月収100万円を得られないと
・子供の良い教育や習い事を学ばせてやれない
・ローンがなかなか返せない
・好きなものが買ったり、旅行に行くこともできないな

など『痛み』となることをリスト化することによって『痛みを避ける』ためのモチベーションが働きやすくなります。

『快楽』と『痛み』両方のリストをつくっておくことによってモチベーションが飛躍します。

[小さな実績を積む]ことでモチベーション維持

小さな実績を積む』こともモチベーションを維持することうえで大事なことです。

なぜ小さな実績を積むことが大事かというと実績を積むこと自体が達成感などの肯定的な感情が得られる『快楽』となるからです。

さらに、『なにを実績とするのか』という考え方も重要です。

例えば先ほどの『月収100万円を目指す』という目標を立てた人であれば

まず最初のステップとして

  • 副業で『10万円』を得ることを実績として目標とした人
  • 副業で『1万円』を得ることを実績として目標にした人

この2パターンではその後のモチベーションの維持の変化が異なってきます。

『10万円を得ること』を目標にした人は『10万円を得るまで』は達成感という『快楽』を得られません。

さらに達成するまで時間がかかるので、「焦り」や「失敗」という『痛み』の経験が多くなり、挫折しやすくなります。

しかし、まず『1万円』という低いハードルの目標をたてた人はそれより『はやく目標を達成した』という達成感を得るという『快楽』を得ることになります。

さらに『痛み』を経験することも少なくなります。

[進捗を確認する]ことでモチベーション維持

進捗を確認することは長期的にモチベーションを取ることで重要なことです。

なぜ進捗を確認することが大事かというと

  • 良いところ(快楽)となるところ
  • 悪いところ(痛み)となるところ

が認識できるからです。

例えばダイエットをしている人で

  • 毎日体重と体脂肪率を計測し、進捗を確認している人
  • 1週間に1回しか体重と体脂肪率を計測していない人

ではモチベーションの維持に大きな差が出ます。

極端に言えばダイエットをしている人にとって

体重と体脂肪率が減ることは『快楽』に繋がることであり、体重が体脂肪率が増えることは『痛み』に繋がることです。

もし体重計で体重と体脂肪率が減っていたら『快楽』です。

今現在、おこなっている減量方や運動などを引き続きおこなおうとするモチベーションが働くでしょう。

逆に体重と体脂肪率が増えていたら『痛みを避ける』ためのモチベーションが働きます。

運動を増やすか、運動方法や食事を変えたりするでしょう。

いまおこなっていることがプラスでも、マイナスでも進捗を確認することでモチベーションはある程度維持できます。

[目的を達成した状態をイメージする]ことでモチベーション維持

『目的を達成した状態をイメージする』ことも重要です。

なぜイメージをすることが大事かというと『達成したイメージがないと普段の惰性的な習慣に流されやすい』からです。

例えば先ほどのダイエットの例だと分かりやすいです。

ある程度体重が減って進歩を感じると

今まで頑張ったから少しくらい美味しい物を食べても良いよね・・

と『甘い誘惑』に流されることがありますよね。

これは当たり前なことで美味しい物を食べることは『快楽』だからです。

こういった甘い誘惑を打ち破るには『ダイエットに成功して生まれ変わった自分』をイメージすることです。

そうすると

いやいや、夢のモデル体型までもう少し頑張ろう!

『美味しい物』の誘惑よりも『生まれ変わった自分』に快楽を感じるので惰性的な習慣に流されにくくなります。

我慢するより、なりたい自分をイメージすることが秘訣です。

[目的に関する情報に触れ続ける]ことでモチベーション維持

『目的に関する情報に触れ続ける』こともモチベーションを維持する秘訣です。

目的に関する情報というのは具体的にいうとその分野のプロが発信する情報です。

  • 書籍、雑誌
  • ラジオ
  • ネット情報、SNS

などでひたすらその道のプロが発信している情報に触れ続けます。

なぜそういった情報に触れ続けるのが大事かというと『情報を取る』という目的もあるのですが

自分が目的を達成した時の状態がイメージしやすい』からです。

ダイエットに成功したいのなら、ユーチューブなどでプロのパーソナルトレーナーのエクササイズ指導などを観ると良いでしょう。

当然ながらパーソナルトレーナーは健康的でスタイルが良い人が多いですよね。

ということはその人はすでに『あなたの一歩先を行って自分の目的を達成している人』です。

そういった目指している人の情報を五感で取り入れると自然とモチベーションが上がります。

[達成したご褒美と失敗したペナルティを用意する]ことでモチベーション維持

達成したご褒美と失敗したペナルティを用意することもモチベーションに関わってきます。

これは言わずともこれまで散々述べてきたので理解されていると思いますが

  1. ご褒美=『快楽』
  2. ペナルティ=『痛み』

を用意することによって意図的にモチベーションを引き出すことが目的です。

コツは『どのような結果になろうとも絶対にご褒美かペナルティを受け取る』と決めることです。

一人で決めると結果に関わらず、ご褒美もペナルティも用意しないことが多いです。

したがって最初は『自分の身近な人にコミットする』のも良いでしょう。

しかし、このルールを決めるのはご褒美やペナルティを受けるためではなく、あくまでモチベーションを引き出すためです。

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