こちらではモチベーションを上げ、現実味を持ちながら着実に成功に近づいていく目標設定方法を紹介していきます。
世の中には多くの目標設定方法があります。
しかし、いくら質の高い目標設定を行ってもそれが目標達成に近づく実感が伴わなければ意味がありませんよね。
そこでフューチャーペースと呼ばれる目標設定方法を紹介します。
「フューチャーペース」とはNLPで用いるコーチング手法です。(NLPについては後日、お伝えしていきます)
フューチャーペースは「未来ペーシング」ともいいます。
フューチャー(未来)ペース(合わせる)の名前の通り、未来に合わせて物事を決めていく考え方です。
つまり、将来自分が目標を達成した状況になった際に
- 目標達成した自分がどのような行動(習慣)をとっているか
- 目標達成した自分がどのような環境にいるのか
などを感じとってり、自ら答えを出していく方法です。
目次
なぜフューチャーペースによる目標設定がおすすめなのか
なぜ「フューチャーペース」による目標設定ががおすすめなのかというとモチベーションを高め、自分にあった現実味のある目標設定ができるからです。
「想像できることは現実化することができる」ということは昔から言われていますよね。
これは脳科学的にも、量子力学的にも実証されていることです。
脳は機能上、未来と過去、現在という時間の区別が出来ません。
つまり、頭で想像したことは脳にとっては「現実として起きていること」なのです。
試しに目を閉じて、採れたての瑞々しいレモンをかじるところを想像してみてください。
実際にレモンを手に取り、その身にかぶりつく動作もしてみます。
そして、レモンの強い酸味が口の中いっぱい広がる感覚を感じます。
すると脳はこれを現実として受け止めますから自律神経件が働き、強い酸味を緩和しようと唾液が分泌されます。
強い酸味を感じていますら、眉間にシワを寄せ、苦々しさを感じるでしょう。
ここで言いたいことは
「身体は想像したことに合わせてその状態に合わせようとする」ということです。
つまり、自分が目標達成した時のことを想像すれば身体もその状態に合わせようとするということです。
思考が現実化するメカニズムもこの機能に大きく影響されています。
『達成』を想像することによって目標達成した自分になれる
目標達成した自分を想像することによって、自律神経系が働き、目標達成した自分に近づいていきます。
レモンの実験で唾液が分泌され、苦々しさとしう不快感を感じたようにです。
目を閉じ、自分が望ましい目標を達成した時の自分を想像してみます。
すると無意識的に表情が緩み、笑顔がほころびます。
脳からやる気ホルモンであるドーパミンなどの快楽物質が分泌されます。
人によっては無意識的に姿勢を正したりするでしょう。
この時、身体は無意識的に目標達成した自分に近づけようとする機能が働くのです。
コーチによってはこの機能のことを自動目標達成装置と呼んだりします。
『臨場感』が目標達成へのキーポイント
未来を想像する時の重要なポイントはできるだけ臨場感を感じるということです。
一言で「想像する」といってもただ漠然と目標達成を想像すれば良いというわけではないのえす。
臨場感とは実際に本当に起こっているような感覚のことを指します。
臨場感を感じるポイントは五感をフルに使うことです。
- 目標達成した時の自分はどんなものを視ているのか(視覚)
- 目標達成した時の自分はどんな音を聞いているのか(聴覚)
- 目標達成した時の自分はどんなことを感じているのか(触覚、嗅覚、味覚)
それぞれを詳細に感じ取ります。
それらの情報が明確であればあるほど、心身は目標達成した自分に近づけようとする機能が強く働きます。
フューチャーペースを使った目標設定方法
未来を想像することの重要性が分かったところで実際にフューチャーペースを行い、目標設定を行ってみましょう。
手順としては以下の通りです。
- 達成したい目標を1つ設定する
- 臨場感を持って目標達成した自分を想像する
- 目標達成した自分と対話する
1・達成したい目標を1つ設定する
まず達成したい目標を1つ設定しましょう。
この目標を設定する際に重要なポイントはできるだけ明確に設定することです。
例えばダイエットをしたい人が目標設定する時、
ただ漠然と「ダイエットを成功させる」という目標を描くより、
「体重を〇〇Kg、体脂肪率を〇〇%と落とす」という風に設定した方が飛躍的に目標達成率が高くなります。
2・臨場感を持って目標達成した自分を想像する
明確な目標が設定できたら臨場感を持って目標達成した自分を想像してみましょう
臨場感を感じるコツは先述したように五感をフルに使うことがポイントです。
目標達成した自分は何を視て、何を聴いて、何を感じているのか
自らに問いかけてみましょう。
3・目標達成した状態になった自分に問いかける
臨場感を持って目標達成した自分を想像できたらその自分と対話していきます。
心身は目標達成した自分の状態になっています。
そうすると、まるですでに目標を達成した前提で過去を遡るようにこれから行うべきことやアイデアが浮かんでくるのです。
1と2はできるだけ時間をかけて丁寧に行ってください。
最初は熟練したコーチにおこなってもらうのも良いでしょう。
目標達成した状態になった自分との対話のやり方
目標達成した状態になれば大枠としてはフィーチャーペースは完成しています。
しかし、より今後の指針を明確にする為にも必要な情報を引き出しておきましょう。
ポイントは尊敬する先生やメンター に伺うように自分に問いかけることです。
聞きたいことをひたすら目標達成した自分に投げかけてみてください。
以下に質問の例を載せます。
Q:目標達成するまでにどのようなことを習慣にして日々を過ごしていましたか?
Q:どのようなことを始めましたか?
Q:過去の自分(現在の自分)に重要なアドバイスをするとしたらそれは何ですか?
Q:どのようなことをやめましたか?
Q:どのような人と付き合いましたか?
Q:どのようなことを学びましたか?
まとめ
ポイント
- 脳は未来と過去、現在の区別がつかない
- 目標達成した自分を想像することによって目標達成した自分の状態になれる
- 達成した時の臨場感を持てば持つほど目標達成率は飛躍する
目標設定は一回行えばよいというわけではありません。
世の中の成功者や富裕層、熟練したコーチほどこまめに目標を見直しています。
フューチャーペースはできるだけ落ち着いた環境で行うのが望ましいですが場所を選ばず行うことが出来ます。
最初におこなったことで気づいたこと、設定した目標などをメモに取り定期的に見返しておくのも良いでしょう。
自分の可能性を信じ、日々目標達成した臨場感を感じながら過ごしてみてください。