NLP資格は必要なのか?私がNLP資格を取って感じたメリットを解説

NLP講座に通って資格を取ろうか迷っているけど本当に必要なのかな・・・・

NLPに興味、関心を持った人はNLP講座に通って資格取得を検討している人も多いのではないのでしょうか。

NLP資格は多くの種類がありますが、基本的にどの資格も数十万単位の予算と数週間、数ヶ月単位の時間を投資する必要があります。

筆者は『NLPプラクティショナー』を経て『NLPマスタープラクティショナー』の二つの資格を取得しました。

それらの資格を取ってから、4年ほどの月日が経っておりますが結論としては私は資格を取って良かったと感じています。

しかし、だからといって誰にでもNLP資格をおすすめできるかといえばそれは別問題です。

そこでこの記事では筆者がNLP資格取得をして感じたメリットや、おすすめできる人とできない人などの解説していきます。

NLP資格取得の恩恵は資格取得の目的によって分かれる

最初に結論をいえば、NLP資格の恩恵を感じるかどうかは資格を取得する目的によって異なってきます。

要はNLP資格を取るとこういう結果が得られるかもしれないなと思う期待の部分ですね。

NLP資格取得を検討している人は大抵以下のような疑問を持っています。

・NLP資格を取れば就職へ活かせるか?
・NLP資格を取れば仕事へ活かせるか?
・NLP資格を取れば本当にコミュニケーション能力があがるのか?
(人間関係がうまくいくのか?)
・NLP資格に権威性はあるのか?

この疑問は裏を返せば資格を取る目的でもありますよね。

それぞれの疑問点に対する解説をしていきます。

NLP資格を取れば就職へ活かせるか?

これは十中八九、NLP資格は就職に活かせないと思ってください。

私は資格を取ってからNLP資格保持必須の求人は一度も見たこともありません。

かといってスカウトされたことも一度もありません。

では、カウンセリング職など関連する職業のアピールポイントになるのかと言われればそれも残念ながら期待できません。

なぜかというと日本国内においてNLPは認知度が低いからです。

それだったら臨床心理士など一般的に認知度が高い心理系の資格の方が大きなアピールポイントになります。

したがって就職を目的にしたNLP資格取得はおすすめできません。

頑張ってNLPスクールのアシスタントになるぐらいです。

NLP資格だけで就職し、生計を立てていくことは皆無だと思ってください。

NLP資格を取れば仕事へ活かせるか?

NLP資格はコミュニケーションが大きな要素を占める職業の人には、その恩恵を活かせることが出来ます。

代表的な職業なら、カウンセラー、コーチ、先生、営業職、マネージャー、弁護士などの士業、経営者などです。

筆者はカウンセリングとコーチングをおこなうのでNLPの知識やスキルを応用することでその恩恵を受けています。

しかし、資格を取ったからといって急激に仕事の成果がアップするとまで過剰な期待をするのは禁物です。

どんなスキルも使いこなせて慣れるまである程度の実践と期間が要るからです。

最初は仕事にNLPを取り入れようとしてコミュニケーションがぎこちなくなる人も多く、かえって悪い結果になる人もいるくらいです。

では、それだったらわざわざお金を払って資格まで取らなくても、独学で学べば良いのではないか?という疑問もあると思います。

筆者としてはNLPの独学はあまり勧めていません。詳しくは以下の記事で解説しています。

NLP資格を取れば本当にコミュニケーション能力があがるのか?

前述にも触れましたが、NLP資格を取ることでコミュニケーション能力は確かにあげることが出来ます。

しかし、どのような人とどのようなコミュニケーションをしていきたいかという目的によってその恩恵も変わってきます。

NLPを学ぶ目的によくあるのが、相手をコントロールして自分の目的に近づけたいという人です。

例えば営業職の人ならNLPを活かして業績をあげたいとか、管理職の人なら部下のモチベーションを引き出したいとかそういった目的です。

NLPにはこのような相手をコントロールして目的をかなえるテクニック(催眠誘導など)がありますが、この目的を叶える為にNLPを学ぶことは個人的に推奨できません。

なぜなら、このようなテクニックありきのコミュニケーションは一時的に上手くいっても結果的に良い印象を持たれないからです。

筆者はNLPはあくまで人間の心の仕組みを理解し、コミュニケーションをする相手を理解する為の最良のツールだと思っています。

相互理解を進め、ウィンウィンの関係を築く為にならNLPは最良のツールだと思います。

NLP資格に権威性はあるのか?

NLP資格には一般的に権威性はほぼないと言ってもいいです。

理由は先にも述べましたが、一般的にNLPの認知度が低い為です。

すでにNLPの存在を知っている人からすれば盲点になりがちですが、

世の中の人の大半の人はNLPというワードすら聞いたことがないという人がほとんどです。

しかし、見せ方によってはNLP資格を持つことによる権威性を生み出すことが出来ます。

それは

  • NLPがどういうものなのか
  • NLPはどういう歴史があるのか
  • NLPはどのような価値と実績があるものなのか

といった点を相手に理解してもらうことによって権威性を出すことが出来ます。

私の場合、NLPとはなにかと尋ねられたら以下の記事のように説明しています。

また私はコーチングが本職なので『NLPは世界No. 1コーチのアンソニーロビンズがコーチング理論のベースに取り入れたものです』といったように伝えればある種の権威性を出すことができるわけです。

まとめ、NLP資格取得は学ぶ人の価値観次第

ここまでNLP資格の良い点、悪い点をあげてきましたがまとめると

・就職へ活かすのは皆無
・コミュニケーションをベースにした仕事に活かすのはオススメ
・コミュニケーション能力は上がるが相手をコントロールする為に学ぶのはオススメしない
・資格の権威性はほぼないが見せ方によっては権威性を持たせることも可能

といったポイントでした。

私がNLPを学んで最大の恩恵を感じるのは相手を理解する心の余裕が出来たことです。

また、あらゆる自己啓発書の内容もNLPに通づるところがあり、広い視野を持てるようになったところにも恩恵を感じています。

人によってNLPは生涯探究しても良いくらい面白い研究材料にもなるはずです。

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