新しい人間関係を形成したい時の考え方と方法について

人生を送っていると人間関係を変えたいなと思う時がありますよね。

マンネリした日常に変化を起こしたい時・・・

辛いこと、悲しいことがあった時・・・

人生をリセットしたい時・・・

などなど様々な場面で人間関係に変化を起こしたい時があります。

筆者も友人関係や仕事関係をはじめ、人間関係の変化の激しい人生を送ってきました。

その中で気づいたことはただ一概に新しい出会いを求めたり、環境を変えたりしても求めていた人間関係は手に入れがたいということです。

そこで本記事では

  • 新しい人間関係を形成したい時の考え方
  • 新しい人間関係を形成する時のステップ

などを解説していこうと思います。

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なぜ新しい人間関係を形成したいのか?

私が『人間関係を変えたい』という相談を受ける時に相談者に必ずする質問があります。

『なぜ人間関係を変えたいのか?』という質問です。

この答えによって相談者の納得のいく提案が異なってくるからです。

この問いに対する答えは大抵以下の3つのパターンに分かれます。

・何か辛い出来事があったから
・今の人間関係が苦しいから
・マンネリした人間関係を変えたいから

それぞれの傾向を解説していきます。

なにか辛い出来事があったから

一番よくあるのは何か辛い体験が起因になって人間関係に変化を起こしたいというパターンです。

恋人と別れた、友人と喧嘩別れした、信頼している人に裏切られた、などです。

つまり、人間関係で精神的な痛みを体験した人です。

私はこのパターンの人にすぐに人間関係の変化を起こすことはおすすめしてません。

なぜなら、人間関係に変化を起こすことによって今感じている精神的痛みが解消される可能性は低いからです。

詳しくは後述していきます。

今の人間関係が辛いから

先述した、辛い出来事のパターンと似ていますが、今の人間関係が辛いというパターンもよくあるパターンです。

前者は一時の出来事で痛みを感じているのに対し、こちらは『自分を取り囲む環境』に痛みを感じています。

職場の人間関係や同年代の友人グループ、など特定の環境内においてフラストレーションを感じているといったパターンです。

このパターンもすぐに人間関係に変化を起こすことはおすすめしていません。

理由は先述の辛い出来事による起因と同じです。

こちらも詳しくは後述していきます。

マンネリした人間関係を変えたいから

このパターンはそのままの意味で今の人間関係に刺激や興味関心がなくなってしまったというパターンです。

ずっと同じ生活サイクルの繰り返しで日常が安定しているので、新しい出会いによって変化を起こしたいというニーズです。

このパターンの人は前述と違い、自身の直感にしたがって積極的に新しい人間関係を求めていくことを勧めています。

既存の人間関係を続けていても当人にとって辛い時間が続くだけで刺激のない人生が続く可能性が高いからです。

人間関係で重要なポイントは痛みから逃れたいか、変化を起こしたいか

新しい人間関係を求めるうえで見直す点は、

・自分が痛みから逃れようとして新しい人間関係を求めているのか
・変化を求めて新しい人間関係を求めているのか

こちらのどちらかによって結果が全く異なってきます。

先述したものだと前者は『辛い出来事があった時』と『今の人間関係が苦しい時』のパターンで後者は『人間関係がマンネリ化した時』のパターンです。

なぜ痛みから逃れる為に新しい人間関係を求めることをおすすめしないのか

痛みから逃れる為に新しい人間関係をつくることをおすすめしない理由

それが根本的な解決にならないことが多いからです。

失恋の痛みに耐えられなくて新しいパートナーをつくったけど、結局その人とも上手くいかないというパターンと一緒です。

恋人関係に限らず、友人関係だろうが、職場の人間関係だろうが関係ありません。

周りを取り囲む人間関係や環境を変えようが、また同じ痛みを伴う結果になる可能性が高いのです。

痛みを伴った体験と向き合わず、内側で整理しきれない問題を抱えたまま新しいことを始めてしまうからです。

どうしても新しい人間関係を求めるなら内側の問題を整理してから求める方が建設的に良好な人間関係を築けます。

人間関係に変化を求めている人は素直に新しい環境に飛び込んでみる

人間関係に変化を求めている人に新しい環境をすすめる理由は既存の人間関係では自分のニーズが満たせないからです。

突発的な環境の変化でもない限り、既存の人間関係を続ければ続けるほど苦しくなっていきます。

マンネリ化した人間関係を続けるのは味がなくなったガムをずっと噛み続けているようなものです。

どれだけ必死に味わおうとしても、すでに味っけがないのです。

だから、味っけとなる新しい刺激、関係性を求めていくと好転していきます。

自分の内面の整理する為の出会いは例外

先述で『痛みから逃れる為に新しい出会いを求めるのは推奨できない』と言いましたが

出会いを求めて良い、例外の条件があります。

それは自分の心を整理したり、癒やす為の新しい人間関係の構築です。

・同じ痛みを体験した人など心を開いて気持ちを打ち明けられる人
・カウンセラー、セラピスト、コーチ、占い師など心のケアやサポートをする専門職の人

などです。

但し、この人間関係は深く入り込むと依存的になることも多いので注意です。

でないと、いつまでも誰かに相談していたり、カウンセラーや占い師などにお金を使い続けることになります。

この人間関係はあくまで自分の内面を整理する為の一時の羽休めとして割り切って付き合うことがおすすめです。

また、人と出会わずとも

  • 行ったことのない場所に旅に出かける
  • 音楽やアウトドアスポーツなどなにか特定の物事に打ち込む

といったことも内面の整理に役立ちます。

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