人生の停滞期が苦しい時の心理と原因|乗り越えるためのヒント

誰にでも一度は訪れる「人生の停滞期」

人生の停滞期に悩む人のイメージ

頑張っているのに成果が出ない、なんだか前に進めない…

そんな苦しい時期を経験したことはありませんか?

実際に人の相談に触れる中で、「人生が止まったように感じる」『どう乗り越えればいいのか分からない』と感じる方は多いです

一言に「人生の停滞期」といっても

  • 仕事やキャリア
  • 人間関係
  • 人生設計
  • 家庭環境
  • 経済状態
  • 精神状態

など、理由や状況は人によってさまざまです。

複雑に絡み合う要因によって「抜け出せない」と感じやすくなるのです。

私自身も何度も人生の停滞期を経験し、そのたびに大きな学びを得てきました。

そこでこの記事では、心理学や実体験などの視点から

  • 停滞期とはどういう状態を指すのか
  • 停滞期を抜け出す2つの指針
  • 停滞期の具体的な3つの対処法

について紹介していきます。

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そもそも人生の停滞期とはどのような時に感じるものなのか?

停滞期に落ち込む人のイメージ

人生において「停滞期」を感じるのは、潜在的なニーズ(=心の奥底で本当に望んでいること)が満たされない時です。

『本当は人生にこういうことを望んでいるのに手に入れられない、もしくは難しい状況にある』と人は停滞感を感じます。

たとえば、

  • 本当はもっと成長したいのに機会が巡ってこない・・・
  • 頑張り続けているのに成果が出ない・・・

といったものです。

例えば「出世のために3年以上努力してきたのに昇進の予定がない」という人がいたとします。

この場合、「出世している未来への期待」と「現実とのギャップ」が、強い停滞感を生み出します。

つまり、停滞感は客観的な評価ではなく、自分の主観や価値観に基づいて湧き上がる感覚なのです。

停滞期の感じ方は人それぞれ

停滞感はあくまで主観的な感覚であり、必ずしも客観的な状況と一致しません。

例えば、ビジネスで成功し、一定の地位や権威を得ている人でも、

停滞期に悩むビジネスマンのイメージ

燃え尽きてしまった・・・
以前のような勢いを感じられない・・・

などと感じて停滞期に入ることがあります。

逆に、客観的に見れば苦難の連続に見える状況でも、本人にとっては「挑戦を楽しんでいる」ケースもあります。

ここに重要なヒントがあります。

停滞感は「状況」ではなく「心の解釈」から生まれるということです。

停滞感を感じる裏には人並み以上に拘りがあったり、何かに固執、執着しているものがあるかもしれません。

そして、それが自分の人生において本当に手に入れたいものなのか?と

つまり、停滞期を感じたときこそ、自分の価値観を見直すチャンスでもあるのです。

停滞期を抜け出す2つの指針

停滞期に対して目の前の選択肢を選ぶイメージ

停滞期を抜け出すにおいて2つの基本的な考え方があります。

目に見える行動や環境(顕在的ニーズ)に意識を向けるか、心の奥にある感情(潜在的ニーズ)に意識を向けるのかです。

 

補足:顕在的ニーズとは?

今の生活で「目に見える欲求」のこと。
例:もっと収入を得たい、仕事で評価されたい、人間関係を改善したい。

補足:潜在的ニーズとは?

その奥に隠れている「本当の望みや感情」のこと。
例:安心したい、認められたい、愛されていると感じたい。

停滞感を抜け出す為の本質的な解決には潜在的ニーズのアプローチが必要ですが、最初は停滞感に直接作用している感覚に作用している実感が湧きづらいです。

したがって顕在的ニーズも同時に並行してアプローチするのも良いです。

•顕在的ニーズへのアプローチ…短期的に停滞感を和らげ、行動のきっかけをつくる
•潜在的ニーズへのアプローチ…根本的に停滞感を解消し、人生を再び前に進める

といったように同時並行することでバランスを整えることができます。

顕在的ニーズにアプローチする

停滞期を抜け出そうと取り組む人のイメージ

先述のように顕在的ニーズとは、いま自分で自覚している目標や欲求のことです。
たとえば「昇進したい」「収入を増やしたい」「人間関係を改善したい」といった願望です。

この顕在的ニーズに対して2つの向き合い方があります。

1.目標や停滞感の解消に向かって努力を続けること
2.目標や停滞感の原因そのものを見直すこと

一般的な場合は1だけの考え方で進めます。

今感じている停滞感は、まだ道半ばで成果が出ていないだけで努力を継続することで、いずれ成果に結びつき、停滞感を乗り越える可能性を追求していくという考え方です。

もちろん1の施策で解決することもありますが、そうでない時もあります。

そういう時は2のそもそもの目標や方向性、考え方などを見直すというアプローチを取り入れます。

  • 目標、目的は適切なものなのか?
  • そもそも今の状況が停滞していると判断して良いものか?

などを見つめ直します。

ここで大事なのは、顕在的ニーズへのアプローチはあくまで短期的に停滞感を和らげる役割 を果たすということです。
行動のモチベーションを取り戻したり、自分の方向性を整理することができるからです。

ただし、これだけでは根本的な解決にはつながらない場合も多いです。

なぜなら、本当の意味で停滞期を抜け出すには「その目標のさらに奥にある感情(潜在的ニーズ)」を見つける必要があるからです。

停滞期を抜け出すには?心理と潜在的ニーズの見直し

停滞期の抜け出し方について考えを巡らせているイメージ

人生の停滞期を抜け出すには、潜在的ニーズである「心の奥底で本当に望んでいること」を見つめ直すことが大切です。

今追い求めているものが得られたり、悪い状況が改善したら停滞感を抜け出せると思いがちですが決してそうとは限りません。

多くの場合、停滞感が長引く人は表面的な「手段」にとどまってしまいます。

•キャリアや実績が得られない
•経済的安定が得られない
•自己成長が実感できない
•より良い人間関係が築けていない

など確かにこれらは大切ですが、実は「本当に求めているもの」そのものではありません。

これらは本当に求めているものを得るための手段にすぎないのです。

心理学的には潜在的に求めているものはその手段の先の結果で得られる感情です。

停滞期を抜け出す感情に行き着くための問いかけ

停滞期を抜け出すキーポイントを知るにはまず『停滞していることによって何が得られていないのか?』ということを自問します。

例えば「出世のために3年以上努力してきたのに昇進の予定がない」という状況を考えてみます。

このとき多くの人は、次のように答えを出します。

・キャリア、実績
・経済的安定、発展
・自己成長

この答えは『本当に求めているものを手に入れる為の手段』です。

だからさらに深堀りしていく必要があります。

ここからさらに『〇〇(前の答え)を得ることによって何が手に入るのか?』ということを考えていきます。

例えば「キャリアを得ることによって業界の権威になれる」と答えが出たとします。

では「業界の権威になること」が本当に望んでいることかと問われると、そうとは限りません。

ここからひたすら『〇〇(前の答え)を得ることによって何が手に入るのか?』という質問を繰り返します。

業界の権威になることで何が得られるか?

業界の権威になったら人々の尊敬が得られる

人々の尊敬が得られたら何が得られるのか?

人に認めてもらえる

人に認められると何が得られるのか?

人に愛される

このように深掘りしていくと、いずれ社会的・物質的欲求から離れ、感情的欲求 にたどり着きます。

人生の停滞期を抜け出す3つの方法|行動・環境・価値観を見直す

停滞期を抜け出そうと取り組むイメージ

本当に望んでいること、感情に気づいたら停滞期を抜け出す具体的なアクションがみえてきます。

大きく分けると、その方法は次の3つに集約されます。

1・行動を変える
2・環境を変える
3・価値観を変える

行動を変える|小さな一歩から始める

まずは潜在的に求めている感情をダイレクトに得られる行動を取ることが挙げられます。

たとえば「充実感を感じたい」なら、毎日のToDoに小さな達成できる課題を設定する。

「安心感を得たい」なら、週に一度は自分を労わる休息の時間を確保したり、安心感を感じさせてくれるパートナーと過ごすのもありです。

小さな一歩でも、感情を満たす行動を続けることが停滞感の突破口になります。

環境を変える|感情が満たされやすい場所を選ぶ

どれだけ行動し、努力しても「求める感情」が得られない時は環境を変えることも有効です。

たとえば「認められたい」と思っているのに、ライバルだらけの職場にいると承認は得にくいものです。

むしろ、競争意識が強すぎて互いに評価を下げあうような環境すらあり、マイナスになることもあります。

環境を変えると、それだけで「感情が満たされやすい状態」に切り替わります。

例えば、プロスポーツの分野では日本ではそれほど活躍していなかったのに海外に移籍したら成績が上がり、有名になった選手がいます。

逆に日本では活躍していたのに、海外に移籍したら活躍できなくなったというパターンもあります。

これは心理的ニーズを満たし、自分本来のパフォーマンスが発揮しやすい環境にいるかどうかの違いとも言えます。

価値観を変える|新しい軸を持つ

最後の選択肢は価値観そのものを変えることです。

これは「すでに多くのニーズを満たしてきた人」に特に効果的な方法です。

例えば『成長や発展』が価値観だった人がある一定の能力、地位、名誉を得たりすると段々とピークを超えてしまっているのでやがて枯渇感を感じるようになります。

すると今度は『後進を育成したり、能力や地位を活かして社会貢献をする』など人や社会の為に活動することが新しい価値観になります。

詳しくは以下の記事が参考になります。

人生に影響を与える価値観の心理学については以下の記事が参考になります。

まとめ:停滞期は成長への転換点

人生の停滞期はマイナスに捉えがちですが決して「無駄な時間」ではありません。

むしろ、それは自分の本当に求めているものを見直すための大切なサインです。

行動・環境・価値観を見直すなど、潜在的な感情ニーズに気づくことで、停滞感は「次のステージへの準備期間」に変わります。

また停滞を経験した人ほど、人の痛みに寄り添えたり、新しい挑戦を恐れずにできる強さを持てるようになります。

あなたが感じている停滞感も、きっと次の飛躍につながる大切な一歩になるでしょう。

ゼロから人生を切り拓いていきたい時は以下の書籍もおすすめです。

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