けれどその「答えの出し方」がコーチングとティーチングでは全く異なるんだよ。
このページでは
- コーチングのティーチングの具体的な違い
- コーチングとティーチングのメリット、デメリット
- コーチングとティーチングの使い分け方と実例
などを解説していきます。
この記事におすすめの人
指導方法のバリエーションを広げたり。スキルを上げたい
相手の主体性ややる気を引き出したい
コーチングとティーチングの違いを理解できる
ストレスのないコミュニケーションが出来るようになる
ティーチング力やマネジメント力の向上に繋がる
『コーチング』と『ティーチング』は目的に応じて使いわけていくと良いです。
- マネージャー
- 経営者
- 講師、先生
- 講演化
- 子育て中の親
など『指導』や『コミュニケーション』を主体とした現場に関わる人であればとても強いコミュケーションツールになります。
『コーチング』と『ティーチング』の使いわけ方については後半部分で詳しく解説しております。
目次
コーチングのとティーチングの違いは?
『答えを引き出すか教えるか』の違いなんだ。
コーチングはクライアントなどの『教わる側』が問題に対して答えを出します。
対するティーチングは『教える側』が問題に対して答えを出すということです。
ここからはわかりやすく例を使って解説していきます。
ティーチングをおこなった例
上司が部下が抱えている問題を解決しようとしている例です。
一般的に馴染みの深い『ティーチング』の例から紹介します。
どの職場でもよくあるティーチング的アプローチのやり取りです。
上司が部下の抱えている問題に対して答えを教えています。
コーチングをおこなった例
対するコーチング的アプローチの場合はこうなります。
コーチング的アプローチはティーチング的アプローチとは違い、『質問』によって相手に答えを出させます。
つまり
- 相手に答えを与える=ティーチング
- 相手から答えを引き出す=コーチング
の違いです。
ティーチングで最初から答えを教えてあげた方が問題解決も早いと思うけど・・
コーチングとティーチングはそれぞれ『長所』と『短所』があるんだ
ここからはコーチングとティーチングのそれぞれのメリット、デメリットを解説します。
コーチング的アプローチのメリット、デメリット
メリット
・相手がモチベーションを高めやすい
・相手が自立して問題に対処するようになる
デメリット
・緊急性の高い状況ではすぐに解決に繋がりづらい
つまり、コーチング型のマネジメントだと『自然と部下が自立的に行動していくようになっていく』というわけだよ。
ティーチング的アプローチのメリット、デメリット
メリット
・相手が気づかない視点や答えを与えることができる
・問題解決が早いことが多い
デメリット
・相手のモチベーションがあがりづらい
コーチングとティーチング、どちらも一長一短ですが目的と状況に合わせてうまく使いわけていけば良い結果に繋がります。
ここからはそれぞれの特性を活かした使い分け方について解説していきます。
コーチングとティーチングの使いわけかた
『自分の知識や経験を相手に共有し、はっきりした道筋をたてて上げたい時』はティーチング的アプローチがおすすめだね
もし自分が指導したり教えたりする側の立場である場合、コーチングをベースに置き、ティーチングを補足的におこなうコミュニケーションがおすすめです。
実際の例を紹介していきます。
コーチングとティーチングの違いの実例
先ほどの上司と部下の例に沿って解説していきます。
では先方はどのようなことについて知りたいのかな?
(コーチング)
(コーチング)。
では先方の悩みを解決してあげるにはどのような対応をすれば良いかな?
(コーチング)
ではそのように対応をできるかな。
また先方はレスポンスの早さを気にするからメールで連絡するより、電話で対応しても良いかもしれないね。
(ティーチング)
上記の例では部下の抱えている問題を上司が質問(コーチング)によって部下から答えを引き出すように促しています。
質問の内容によって相手の立場に寄り添いつつ、相手の気づきや成長に繋がるコミュニケーションを行うことが可能です。
コーチングによって相手の方向性が明確になったら必要な情報を補助的にティーチングにすることによって相手をより良い方向へ導くことが出来ます。
上記はあくまで一例ですが、状況において「コーチング」と「ティーチング」を使い分けることによってコミュニケーションやマネジメントの幅が大きく広がります。
是非一度試してみてください。