コーチングをはじめて学ぼうと思ったとき
と疑問に思うことはありませんか。
コーチングは医者や弁護士のような国家資格もなければ、共通した教科書のようなものもありません。
したがってコーチングを学ぼうとする時の学習プロセスは人によって異なります。
そこでこのページでは
- コーチングの具体的な学習方法
- コーチングを学ぶ目的に合わせたおすすめの学習方法
- 学習方法によるメリットデメリット
などを紹介していきます。
目次
コーチングを学ぶ方法は大きく分けて3つ
コーチングを学ぶ方法は大きく分けて以下の3つです。
・本や教材で学ぶ
・プロコーチから学ぶ
それぞれ詳しく解説していきます。
セミナーやスクールで学ぶ
コーチングを学ぶ時の王道は『セミナー』や『スクール』で学ぶというパターンです。
- コーチングのスキルや知識など教えているセミナーに参加する
- コーチ養成スクールなどの講座に一定の期間参加して認定コーチなどの資格を取得する
などといった学びかたです。
プロコーチとして活動していきたいという人は最初はこの方法で学ぶ人が多いです。
本や教材で学ぶ
お手軽に学ぶ方法として、『本』や『教材』で学ぶという方法があります。
書店の心理学やビジネス書関連のコーナーに行けば大抵は『コーチング』の名前がついた書籍がありますし、Amazonなどネット通販でも多くのコーチング関連の書籍があります。
最近は日本でもコーチングの認知度があがっているからか、図書館などでもコーチングの書籍を取り扱っていることが多いです。
また、『Udemy』などのオンラインスクールのサービスでコーチングを学べる動画教材などもあります。
スクールに通う時間やコーチングを受けるお金や時間がネックな方はこれらから入ることが多いです。
プロコーチから学ぶ
『プロコーチから直接教わる』こともコーチングを学ぶ方法のひとつです。
コーチングを学びたい人がプロコーチとコーチング契約を交わし、コーチング期間中に理論や実践をしながら体感的にコーチングを学んでいきます。
いわば師弟関係のような形の学びかたです。
コーチングには色々な種類、流派があります。
特定のコーチを師事していたり、学びたいコーチングの種類が決まっている場合はこの学びかたを選ぶことが多いです。
コーチングのベストな学びかたは『学ぶ目的』による
コーチングを学ぶ目的によってベストな学習方法は異なってきます。
コーチングを学ぶ目的は大抵以下の3つに分かれてきます。
・プロコーチを目指したい
それぞれの目的に合わせたオススメの学習方法を紹介していきます。
セルフコーチングができるようになりたい
『セルフコーチング』ができるようになりたいなら最初は本や教材や単発のセミナーなどで学ぶことがおすすめです。
理由としては
- 本や教材でも実践的なセルフコーチングの理論やノウハウを学ぶことができる
- スクールやコーチング契約ではコストがかかり、必要性のない箇所を学ぶ時間が取られる
- 本や教材であれば必要性のあるところを抜粋して学ぶことができる
といった点があげられます。
セルフコーチングは『コーチングの基本』と『セルフコーチングをスキル』を学ぶことによってすぐ実施することが出来ます。
したがってセルフコーチングを専門とした書籍ひとつだけでも充分にセルフコーチングをおこなうことが出来ます。
もし『腑に落ちないところ』や『学びきれないところ』があれば単発の講座やコーチングのセッションなどで補うことがおすすめです。
コーチングの技術を仕事に活かしたい
経営者やマネージャー、講師など人の育成や指導に関わる人は
・マネジメントスキル
・リーダーシップスキル
などコーチングを学ぶことによってそれらの仕事や活動に活かすことができます。
これらの目的の人はスクールで学ぶことがおすすめです。
理由は
- コーチングのスキルや知識を網羅的に学べる
- 幅広いケーススタディが学べる
- スクールの参加者同士でコーチングのデモンストレーションができる
といった点があげられます。
スクールで学ぶ最大のメリットは実際にコーチングをおこなう現場が擬似体感できるという点です。
講師がケーススタディごとにデモンストレーションをおこなってくれたりするのでニーズごとに現場で活かせるスキルを把握することが出来ます。
また、スクールの参加者には同じような役職や職業の人も多いので仲間同士で情報交換したり、練習をおこなうことが出来ます。
プロコーチを目指したい人
『プロコーチを目指す人』はプロのコーチから直接教わることがおすすめです。
なぜプロコーチを目指す人がプロコーチから直接教わることがおすすめなのかというと
- クライアントの視点を理解することが出来る
- クライアントの獲得方法などビジネスの相談をすることができる
- コーチングの価値を体感しながら自分のコーチングビジネスを構築できる
といった点があげられます。
一般的にはプロコーチになろうと思うときは、『プロコーチ養成スクールに通う』という選択肢を選ぶ人が多いと思います。
筆者もいくつかのスクールに通いましたが、あとから考えればこの選択肢はプロコーチになるプロセスにおいては必ずしも必要とは思えませんでした。
なぜならコーチングスクールのほとんどは『コーチングスキルを習得することに特化している』からです。
コーチングの網羅的なスキルを学べて、認定証などの資格が発行されるというメリットもありますがだからといって職業としてのコーチとしてキャリアを築けるとは限りません。
なによりスクールで学ぶことの決定的なデメリットはクライアントの立場を理解しづらいということです。
『コーチングを受けたことのないコーチ』はクライアントの気持ちやニーズを理解することが難しいです。
詳しくは以下の記事でも解説しています。
プロコーチとしての独立することを目標にしてプロコーチとコーチング契約をするとクライアントの立場を理解することが出来ます。
さらに、コーチングの集客方法や販促方法などコンサルティング的な相談にものってもらえます。
こういった点からスクールで学ぶより、プロコーチから直接学ぶことを推奨しています。