コーチングに興味を持って『コーチングセッションを受けてみよう』と思う時、気になってくるのがコーチング料金ではないのでしょうか?
コーチングは認知度が上がってきているものの、コーチングサービスの相場ははっきりしていないことが現状です。
逆に安ければ質の悪いコーチングなのかな?・・
コーチング料金は価値に見合っているのかな?・・
など様々な疑問があると思います。
筆者はコーチとして活動しながらも今まで複数のコーチのコーチングサービスを実際に購入して受けてきました。
そこで本記事ではそれらの経験を交えて
このページでは
- コーチング料金の相場と価値について
- コーチングの価値の見分け方
- コーチングのサービスを購入してみた体験談
などを紹介していきます。
目次
コーチング料金の相場はいくら?
コーチングの料金の相場は先述したように、はっきりとした相場が決まっていない状況です。
コーチングの料金は
- コーチングの内容や質
- コーチングの期間
- コーチングの流派やスタイル
- コーチ自身のブランドや実績
などが要因として設定されることが多いです。
コーチングの料金は
- 『セッション回数の単位』で料金を設定しているコーチ
- 『数ヶ月から年単位の期間』でコーチング料金を設定しているコーチ
の2パターンがあります。
セッション単位で料金を設定しているコーチング料金の相場は数千円〜数万円ぐらいで料金設定はピンキリです。
あくまで筆者の見立てですが平均するとセッション1時間あたり、1万円〜2万円前後が平均ではないでしょうか。
『数ヶ月から年単位でコーチング契約をするコーチ』は半年間で少なくとも10万円以上の料金設定をしているコーチが多いです。
こちらも平均すると半年間のコーチング期間で30〜50万円前後の料金設定にしているコーチが多いです。
コーチング料金は高い方が良いのか?
コーチング料金は高ければ良いとは限りません。
なぜならコーチング料金の設定のほとんどはコーチの主観で設定されているものだからです。
先述したようにコーチングの価値はそのコーチング(流派)のブランドやコーチ自身の実績などさまざまな要因があって設定されています。
したがってそのコーチング料金の根拠となる価値がなんなのかはっきり明示されていなければなりません。
でないと高い料金を払ってもコーチングの内容がいまいちということもあり得ます。
コーチング料金の価値の考え方
コーチング料金の価値は基本的にクライアントが『なりたい姿になる為に投資するコスト』です。
したがって『クライアント目標や得たい結果』によってコーチングの価値は大きく異なってきます。
というのもコーチングは本来、『クライアントが得たい結果を得るための自発性や潜在性を引き出す』サービスです。
ということは『クライアントが得たい結果を得る為にどれだけの投資が出来るか』ということがコーチングの価値の指標になります。
例えば
・『起業して独立し、ベンチャー起業で年商一億円を達成すること』が目標の人
・『起業して独立し、東証一部上場クラスの大企業にすること』が目標の人
それぞれの得たい結果を比べた時に投資できる時間や努力、金銭的コストは大きく異なってくると思います。
それらの価値を明確化したい時は『自分が得たい結果を達成した時の状況』を想像します。
その時の、過ごしている環境や仕事、役職、年収、人間関係、実績などなどさまざまなことを想像します。
そして
というふうに思える金額がクライアントにとってのコーチングの価値になります。
コーチング料金に見合ったコーチの見分け方
良いコーチの見分け方はさまざまな要因があげられますがやはり一番はコーチの実績です。
- 今までどれだけのクライアントをサポートしてきたか
- 今までどれだけのクライアントを成功させてきたか
- コーチ自身は今まで人生でどれだけの結果を残してきたか
といった点が大事です。
気になるコーチがいたらそのコーチのプロフィール情報などを見てどんな実績を立ててきたか見たら良いでしょう。
逆に実績を公開していないコーチのコーチングを申し込むことはギャンブル感が否めません。
フォロー体制もコーチングの価値に影響する
実績の次にあげられるのがコーチングのフォローサービスです。
コーチングサービスの価値の基準は『コーチングセッションをおこなうこと』だけではありません。
- メール相談や電話相談が出来るか
- 相談はどれくらいの回数が出来るのか
- オンラインセッションでのセッションは対応しているのか
- その他にクライアントが得たい結果をサポートする為の提供しているツールなどはあるか
などクライアントをフォローする体制がどれほどあるかも非常に重要です。
コーチング期間中、クライアントは得たい結果を得る為に能動的に行動を起こしています。
したがって、チャレンジが多い分『誰かに相談したい』と思う機会が増えていくのです。
そうなると『コーチがどれくらい相談に乗ってくれるのか』というのも非常に重要なポイントになってきます。
そうなると
- 『相談できる回数が限られてくる』コーチ
- 『全く相談できるフォロー体制がない』コーチ
- 『無制限に相談できる』コーチ
といった場合ではクライアントとしても精神的安心感や行動量が異なってきます。
また、コーチによってはクライアント専用のオンラインサロン、音声教材などクライアントの活動をサポートしているツールを提供しているところもあります。
そういったフォロー体制があるのかもコーチングの満足感に大きく関わってくるでしょう。
おすすめできないコーチ
おすすめできないコーチはコーチ自身がコーチングを受けたことがないという人です。
なぜコーチングを受けたことがないコーチがおすすめできないかというとコーチ自身がクライアントの気持ちが理解しづらいからです。
コーチングを受けていないコーチは『自分以外の人が作った料理を食べたことがないコックさん』のようなものです。
一度、コーチングを購入し、クライアントの立場になったコーチだからこそ
- クライアントが何に困っているのか
- クライアントが何を解決してほしいのか
- クライアントが何をコーチに期待しているのか
といった点がみえてきます。
コーチングサービスを購入したことがないコーチはこういった点がみえづらいのです。
そうなるとクライアントが求めているものとコーチが提供しているものがうまくマッチしないことが起きやすくなります。
コーチングサービスを購入した体験談
ここからはコーチングのサービスを何度か購入した筆者が
- コーチングを受けて良かったと感じたこと、満足したこと
- コーチングを受けて悪かったと感じたこと、後悔したこと
などの体験談を紹介していきます。
コーチングを購入して良かった感じた体験談
筆者がコーチングを購入して良かったと思う点は
- 仕事とプライベートにおける人間関係でコミュケーションがうまくいったこと
- 脳科学や心理学に詳しくなったこと
- モチベーションや生産性があがったこと
- 心理的に安心感や達成感が得られたこと
などがあげられます。
なかでも一番良かったと思ったのは自分の成功を心から応援してくれるパートナーが出来たことです。
コーチングを受けていて、目標に向けての生産性やモチベーションなどが上がってくるのは当然なのですが、なによりも小さな実績が出てきます。
そのことをコーチに報告するとコーチはものすごく喜んでくれるのです。
ほんの些細なことのように思えますが、誰かが自分の成功を喜んでくれると自然と『もっと頑張ろう』と思いますよね。
これが1人だと、誰も見ていないし、誰からもフィードバックをもらえないので孤軍奮闘という感覚が否めません。
けれど自分の成功を心から応援してくれるコーチがいれば自分のためだけでなく、期待してくれているコーチのためにも頑張ろうと思えてきます。
コーチングが役に立たないと感じた体験談
筆者がコーチングが役に立たなかったと感じた体験談は
- コーチがクライアントの話に関心がなく、真剣に聞いていない
- コーチングセッションが機械的で一方的かつ、クライアントのニーズにあっていない
- コーチのレスポンスが遅い、約束したセッション時間に遅れる
などがあげられます。
上記にあげられるのは真剣にクライアントの成功を考えていないコーチです。
大前提としてコーチングの効果はコーチとクライアントの信頼関係があって効果を発揮します。
しかし、上記であげたようなことが起きてくるとクライアントとしてどう思うでしょうか。
コーチング料金は一般的に安くないのです。
それに応じてクライアントは目標にコミットし、必死に目標に向けて努力しています。
けれどクライアントの気持ちを汲み取らず、プロ意識が欠ける対応をするコーチは少なくありません。
筆者はそういったコーチのコーチング契約は強制的に解消しました。
こういったことが起きやすいのは先述した『コーチングを購入したことがないコーチ』のサービスに起きやすいのです。
コーチング料金に納得するコーチを探すためには
コーチング料金に納得するコーチを見つけるには体験セッションを受けてみることです。
先述した実績とフォロー体制も大事な要因ですが最終的にコーチとクライアントの人間的相性が最も大切な要因になってきます。
体験セッションを受けてみてコーチ自身の
人生観
人間性
これでの経歴
コーチングセッションの進め方
などといった点を詳しく聞いてみましょう。
また、一回きりの体験セッションでは全てを知ることは困難です。
コーチによっては1ヶ月ぐらい体験期間やアフターフォローを設けているコーチもいますのでそちらを利用した方が信頼できるコーチが見つけやすいでしょう。
そうすると自然とこの人に自分をサポートしてもらいたいと思うようなコーチに出会えるはずです。