夢の実現を邪魔する『ドリームキラー』とは?対処法も紹介

自己啓発を勉強している人はドリームキラーという言葉を聞いたことがあるかもしれません。

ドリームキラーとは『夢を殺す人』という直訳から連想されるように夢を実現をするにあたって障害となったり、夢そのものを壊す存在です。

なにか『大きな夢や目標を持っている人』にとってドリームキラーは最も避けたい存在ともいっても過言ではありません。

そこで本記事では

  • どのような人がドリームキラーとなるのか?
  • ドリームキラーが現れた時の対処法

などを解説していきます。

ドリームキラーとは?

ドリームキラーは夢や目標の実現を妨げる人は全て当てはまるといえます。

・「君にはできない」などといって意気消沈させる人
・「そっちよりあっちの道へ進んだ方が良い」といって進路を変更させようとする人
・「その道を選ぶくらいなら絶交する」などといって脅迫的に反対をする人

などなど、精神的にも物理的にも夢の実現への障害を増やそうとする人のことをいいます。

大きな夢や目標を持てるところなら勉強、仕事、恋愛、などジャンル関係なく、あらゆるところにドリームキラーとなり得る人が出現する可能性があります。

おそらく人生でドリームキラーに出会わない人はいないでしょう。

その夢や目標が大きければ大きいほど多くのドリームキラーと会う可能性が高くなります。

ドリームキラーになりやすい人

ドリームキラーになりやすい人は関係性の深い人です。


  • 親友、友達
  • 配偶者、恋人
  • 先生、上司

などといった関係性の深い人がドリームキラーとなる可能性が高くなります。

特に親がドリームキラーとなった経験がある人はほとんどでしょう。

まっとうな親であれば子供の能力や才能、将来の進路や職業などに深い関心があるからです。

したがって『自分の子供にはこうあってほしい』という気持ちが強く、つい子供の希望に反して将来の進路などに意見をしたくなります。

どうしてドリームキラーになるのか

人がドリームキラーになるには主に以下の3つの要因があげられます。

・失敗を前提に考えているから
・居心地が悪いから
・信念にそぐわないから

それぞれ解説していきます。

失敗を前提に考えているから

「お前には出来ないからやめとけ」といったアドバイスをする人はこの手のタイプです。

親や友達など深い関係性が出来ている人がドリームキラーとなる時は「成功してほしくない」と思っているのではなく、心配が祟ってドリームキラーになっていることがよくあります。

つまり、失敗して失望したり、傷つぐらいなら挑戦しないほうが良いですよという善意で意見を言っていることが多いです。

また、その夢や目標に関わる人や同じチャレンジをした人がドリームキラーになることもよくあります。

例えば、『東大合格』と目標を掲げたのに「君の現状の成績では東大合格は到底無理だよ」とアドバイスしてくる学校の先生や予備校の教師などです。

いわば『実現への難易度』を知っている分、客観的に厳しい意見を言ってしまうのもこの手のドリームキラーです。

また、普段他人の能力を過小評価する人ほどこういったドリームキラーになりやすくなります。

居心地が悪いから

誰かが夢や目標を実現することに対して不快感を感じる人もドリームキラーとなり得ます。

例えば、伝統的に引き継がれてきた家業を1人息子に無理やり引き継がせようとする親などです。

もし、息子が将来の進路を家業以外の職業を希望していた場合はなんとか自分の家業を引き継がせようと進路を変えようとします。

この手のドリームキラーは

  • こうなってほしい
  • こうあってほしい

という個人の希望が強すぎる傾向があります。

つまり、自分の希望や夢を守るためにドリームキラーとなるのです。

信念にそぐわないから

ドリーマー(夢を見る人)や夢そのものに対して固定概念を持っている人がドリームキラーとなることがあります。

例えば将来『プロ野球選手になってメジャーリーグでMVPを獲る』という夢を持つ10歳の男の子がいたとします。

そんなドリーマーに対して

  • 君には身長が足りないから無理だよ
  • プロになるんだったら少なくとも5歳から練習を始めなければならない
  • プロになることさえ難しいのに日本人でMVPとるなんてとても無理だからやめときなさい

といった夢を達成するにはなんらかの難題や必要な絶対条件があるように言ってくる人です。

上記のドリームキラーの言い分は理論的であるようで理にかなっていません。

あくまでドリームキラーの持っているイメージや固定概念で意見を言っているにすぎないのです。

前述した『失敗を前提に考える人』と重なってきます。

ドリームキラーの対処法

ドリームキラーの対処法は以下の3つです。

・夢を話さない(まだ知られてない場合のみ)
・適度な距離をおく
・自分の変化をみせる

それぞれ解説していきます。

夢を話さない

一番無難でストレスのない選択肢がドリームキラーになりそうな人に夢を話さないことです。

基本的に関係値の深い身近な人ほど夢に対して反対する可能性が高く、話すときにはしっかり吟味する必要があります。

もし、話す相手が夢に対してマイナスイメージを持っていたら関係性が大きく崩れる可能性があるからです。

『知らぬが仏』ともいいますが夢を話さないことはお互いにストレスなく関係性を続ける最良の選択肢です。

どうしても夢を伝えたい場合は

  • 人は同じ夢を持っている人
  • 夢を実現することをサポートする人(コーチなど)

といった夢を実現するにあたって良い関係性を続けられそうな人に絞りましょう。

適度な距離をおく

もし、夢を知られていてドリームキラーとなった人が身近にいる場合は距離をとることが次の選択肢です。

ドリームキラーはドリーマーにとって接触する度に不快な気持ちになる可能性が高く、自信やセルフイメージを下げる要因にもなりかねません。

必要なことがない限りはドリームキラーとは接触しない方が無難です。

自分の変化をみせる

もし、身内や職場の人間関係などにドリームキラーがいるなど、どうしても距離を取れない場合は自分が変化をみせるという選択があります。

ドリームキラーが基本的に自分の意見を変えることはありません。

したがってドリームキラーにドリーマーの夢を認めさせることは至難の業です。

しかし『夢を持つことによる変化』ドリームキラーにみせてあげることによって影響を与えることは出来ます。

例をあげます。

とある有名な登山家の人がいました。

彼は登山で誰もが達成したことがない前人未到のチャレンジをすることで度々メディアに取り上げられることで有名な人です。

彼の登山の様子はネットで公開ライブ中継されていました。

彼のチャレンジを応援するファンもいましたが毎回一定数のアンチがいました。

彼が前人未到のチャレンジをライブ中継する度に「絶対にできるわけがない」とコメントし、チャレンジが失敗に終わったら「ほら、やっぱり出来なかった」とさらに蔑むようなコメントをしていました。

しかし、登山家の彼が何度も何度も挑戦を繰り返し、ようやく前人未到の登山をクリアした時、いつも「できるわけがない」というコメントをしていたアンチ勢のコメントが変化しました。

彼らは「ありがとう」、「本当にありがとう」と感謝の気持ちのコメントを繰り返していたそうです。

失敗を繰り返しながらもめげずに、果敢に挑戦し続ける登山家の姿勢がアンチ勢の心を揺れ動かしたのでしょう。

これと同じで夢に挑戦し、肯定的な変化をドリームキラーに見せ続けると彼らも夢を持つことの大切さを思い出すかもしれません。

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