こんな悩みでコーチに相談しても良いのかな・・・
コーチングセッションをしていると、かなりの頻度で
- どのようなテーマで相談すれば良いのか判断基準がわからない
- 自分の相談内容がコーチングにあっているかどうかわからない
というお声を頂くことがあります。
確かにクライアント視点に立ってみれば相談内容を決めるのは非常に重要なテーマだと思います。
カウンセリングやコンサルティングなど他の相談業はサービスの性質上、クライアント側の相談内容がはっきりと決まっていることが多いですが
コーチングはそのクライアントによって十人十色であり、クライアントの相談内容によってコーチングセッションの内容も変わってきます。
そこで本記事ではコーチングの相談内容の判断基準として
- コーチングの相談内容の傾向
- コーチングで相談する時の基準
などを紹介していきます。
目次
コーチングの相談内容はコーチの性質によって分かれる
先述したようにコーチングでよくある相談内容は十人十色ですが
コーチングを提供するコーチの性質によって相談内容の傾向が分かれてきます。
相談内容を決める時にクライアントの判断基準になるのは
・コーチの実績
の2つによって分かれてきます。
コーチの専門性
相談内容を決めるうえで一番の決め手となるのはコーチの専門性です。
基本的にコーチは
- 特定の専門分野に特化したコーチ
- 専門性を持たず、幅広い分野に対応するコーチ
の2つのパターンがあります。
特定の専門分野に特化したコーチ
専門分野に特化したコーチは
- 『エグゼクティブコーチ』など特定の属性のクライアントを専門にしているコーチ
- 『メンタルブロック解消コーチ』など専門性を謳った肩書きで活動するコーチ
といった属性のコーチがいます。
この専門分野に特化したコーチはクライアント側からしても相談内容を決めやすいです。
コーチングのサービス案内ページをみるとコーチングの方向性や結果がイメージしやすいので、相談すべきかどうか、どのような相談内容にするかが簡単に決められます。
専門性を持たず、幅広い分野に対応するコーチ
パーソナルコーチ、ライフコーチなど特定の分野に絞らずに幅広い分野に対応するコーチのサービスを検討する場合はなかなか相談内容が決まりづらいです。
筆者はこのタイプのコーチですが、相談内容もクライアントさんによってバラバラです。
このタイプのコーチに相談する時には専門性ではなく、コーチ自身の実績を参照することによって相談内容を決めやすいです。
コーチの実績
コーチの実績も非常に相談内容を決めるうえで非常に参考になります。
- 今までのコーチング経験や実績
- クライアントの声などのレビュー
といったコーチングに関する実績も参考になるのですが
- コーチの経歴
- コーチが人生で成し遂げてきた実績
といった要素も相談内容を決めるうえで非常に参考になります。
筆者のコーチングで相談にいらっしゃるクライアントはおおよそ、私の人生経験となんらかの共通点がある人です。
- 相談業で起業しようと思っているが何から始めて良いのか分からない
- 借金生活から抜け出したい
- 親の介護生活で悩みがある
- 仕事をやめようと思っているが先の計画や当てがない
といったものが筆者のコーチングで多い相談内容ですが、これらはかつて筆者も悩んだ問題であり、乗り越えたテーマです。
したがって、コーチ自身が人生において積み上げてきたことがコーチングの相談内容の傾向に大きく影響を与えます。
コーチングで相談して良いものの基準
稀に『〇〇のような悩みでも相談しても良いのでしょうか?』というお問い合わせも頂くことがあります。
これもまたそのコーチによって基準が異なります。
筆者の場合は、クライアントのニーズがあればどのような相談内容でも対応しています。
しかし、どうしても対応できない相談内容というものももちろんあります。
おすすめできない相談内容
- 特定の問題について解決策や答えを教えて欲しい
- 大きな問題や目標をすぐに解決したい、達成したい
上記の2点については、コーチに相談するのはおすすめできません。
なぜなら、基本的にコーチングはクライアントの主体性によって成り立つものだからです。
特定の問題に対する答えが欲しいなら、コーチは答えを教えません。
代わりにクライアントが主体的に答えを導き出すサポートをします。
クライアントが主体的に導き出した答えこそがコーチングの価値であるという考えだからです。
したがって特定の結果を得ることを急いでいる人はコーチに相談することはおすすめしません。
おすすめの相談内容
コーチングを受ける時のおすすめの相談内容はある程度、自分が目指している方向性が見えているものです。
例えば
- 特定の選択肢で悩んでいる
- 自分の納得いく答えが欲しい
- 目標に向けて生産的に取り組んでいきたい
といった、ある程度自分のなかで向かうべき方向性が認識できている悩みであればコーチングがより効果的です。
つまり、自分が目指しているゴールがある程度明確になっていることです。