理想の現実を引き寄せるビジュアライゼーションとは?方法も解説

スポーツトレーニングやコーチングなどの世界では理想の状態や現実を創造することにおいて『ビジュアライゼーション』というテクニックをよく使います。

スポーツの世界ではイメージトレーニング、通称イメトレと呼ばれていることが一般的です。

ヴィジュアライゼーションといえばただ頭のなかで理想の状態を思い描くだけというイメージがあるかもしれません。

『そんな単純なことでパフォーマンスがあがったりするのか?』と疑問に思うかもしれませんが科学的にもこの方法は明確な効果があると実証されています。

そこで本記事では

  • ビジュアライゼーションの概要と効果
  • ビジュアライゼーションの方法とコツ

などを解説していきます。

ビジュアライゼーションとは

ビジュアライゼーションとは先述した通り、自分が望んでいる現実を想像のなかで視覚化し、理想の現実を引き寄せやすくするテクニックのことをいいます。

言葉の語源は英語で『Visualization』(視覚化する)という直訳の意味を用いています。

近年ではスポーツの分野だけではなく、ビジネスパーソンでもビジュアライゼーションを習慣にしている人は増えています。

例えば、

・プレゼンの前にうまくスピーチが出来ているところを視覚化する
・商談の前に取引が成立し、取引先と笑顔で握手をしているところを視覚化する

といったような重要なビジネスシーンの直前におこなうといったようなことです。

また、経営者やリーダーは会社の未来の視覚化したビジョンを語り、組織をまとめたり、チームビルディングをおこなったりします。

ビジュアライゼーションの効果

ヴィジュアライゼーションをおこなうことによって視覚化したことを現実化する為のパフォーマンス、精神状態、潜在能力を引き出すことが出来ます。

例えば

  • 身体的能力を高める
  • 精神的緊張を抑え、自信を高める
  • 創造性や集中力をあげる

といったようなことです。

ヴィジュアライゼーション(イメージトレーニング)の影響で成功した人の1人にオリンピック史上、最も金メダルを獲得した水泳のマイケル・フェルプス選手がいます。

マイケル・フェスプス選手は10代の頃から、就寝前と起床直後はイメージトレーニングをするように直属のコーチにくどいくらいに説かれ続けたそうです。

そして、マイケル・フェルプス選手は寝床の中で自分がうまく泳いでいるシーンを鮮明に想像することを何度も何度も繰り返して習慣にしていたそうです。

結果、実際のレースでもパフォーマンスが上がり続け、オリンピックのような大きな舞台でも冷静な精神状態で望むことができ、歴史に残る快挙を残すことが出来ました。

ネガティブなビジュアライゼーション

視覚化することが現実想像するということは否定的な現実を視覚化してしまったら、その否定的な現実も現実化しやすくなるということです。

残念ながら、人間は脳の機能上、成功をすることよりも、痛みや失敗を避けることに意識を奪われることが多いです。

例えば、大事なプレゼンの前に「魅力的に伝わらなかったらどうしよう・・」などと考えて、うまく話せていない自分の姿や人々の冷たい視線などを無意識的に想像したりします。

すると実際に本番になると身体は無意識的に想像したことに合わせようとするのでパフォーマンスを下げます。

緊張で声がつまったり、滑舌が悪くなったり、冷静な思考や状況分析ができなくなったり、頭が空っぽになって何を話すか忘れるといったことが起きます。

失敗を想定することも対策を練る上で重要です。

しかし、失敗ばかりを視覚化すると、心身は失敗を前提にしたパフォーマンスを引き出してしまいます。

このようになぜか本番に弱いという人は無意識的にネガティブなイメージを視覚化していることが多いのです。

ビジュアライゼーションの方法とコツ

ビジュアライゼーションをおこなう際はいかに臨場感を感じるのかがポイントになります。

つまり、視覚化したイメージが本当の現実だと勘違いするぐらいに擬似体験できるかということです。

臨場感を感じれば感じるほど脳が視覚化したイメージを本当の現実だと勘違いし、心身のパフォーマンスに大きく影響を与えるからです。

臨場感を感じるには

  1. 五感を感じる
  2. 感情を感じる
  3. ストーリーを設定する

それぞれ解説していきます。

五感を感じる

臨場感を深めるにはまず五感をはじめとした感覚に意識を集中します。

  • 何が視えるか (人や場所や空間など)
  • 何が聞こえるか (声や環境音など)
  • 何を感じているか (質感、温度、匂いなど)

です。

視覚化というと映像ばかりに意識しがちですが、映像をイメージしながら他の感覚も意識するとしっかりと五感も感じることが出来ます。

仮に経営者として成功したイメージなら、

  • オフィスや社長室の風景
  • オフィス内のサウンドや会話の内容
  • 会社内の雰囲気や社長椅子に座っている時の質感

などといった五感別に感覚を感じ、臨場感を深めることが出来ます。

感情を感じる

五感と同じくらい臨場感を深めることに重要なポイントが感情です。

理想のイメージを思い描いた際にどのような感情を感じるのかを意識します。

一言でポジティブな感情といっても様々です。

  • 幸福感
  • 達成感
  • 高揚感
  • 充実感

といったように理想の現実に至った際に感じる感情は人それぞれ違います。

ポジティブな感情を感じれば感じるほど脳はその現実を創り出そうと反応します。

ストーリーを設定する

理想のワンシーンだけビジュアライゼーションをするのではなく、そのイメージの前後のストーリーも視覚化するとより効果を発揮します。

例えば、経済的に豊かになりたい人がビジュアライゼーションをするとします。

この時にお金持ちになりたいから『銀行の口座に数億円の残高があるところをイメージする』ということがよくありますがこのイメージでは臨場感を感じづらいです。

なぜなら、大抵の人はそれだけのお金が口座に入っている経験がないので五感や感情をどう感じればよいのかイメージできません。

さらに、単に口座にお金があるだけのイメージだとどのような経緯で入ったのかが分からず、自分ごとのように感じられません。

お金を得るイメージだけでも、事業を立ち上げて成功したり、宝くじにあたったり、財産を引き継いだり、投資でうまくいったなど様々な経緯があります。

それぞれの経緯によって感じる臨場感が違うのです。

事業を立ち上げて、うまくいったのであれば起業家として大きな成果を成し遂げたシーンを視覚化します。

例えば、大きな取引を交わしているイメージだったり、会社を成長させて売却したといったようなシーンです。

そして、その成果として銀行口座に高額の金額が入金されます。

すると大きな達成感を感じたりするなどイメージに対する臨場感が深まります。

さらに、そのさらに先のシーンもイメージします。

得たお金でさらに大きな事業に挑戦したり、ご褒美として休暇のバカンスを楽しんでいるシーンなどです。

するとストーリーに脈絡ができるのでさらに臨場感を深めることが出来ます。

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