−Google Playより引用

自己啓発書、ビジネス書が好きな人などはデールカーネギーの名前を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

デール・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie)はアメリカの話し方講師、自己啓発作家の歴史的賢威として知られている人です。

代表作『人を動かす』『道は開ける』は大抵の書店で自己啓発コーナーで平積みされているので見たことあるという人はいるのではないでしょうか。

そこで本記事では

  • デールカーネギーの人物像や生い立ちについて
  • デールカーネギーの本について

などを紹介していきます。

デールカーネギーとはどんな人?

冒頭で述べたようにデール・カーネギーはアメリカの話し方講師、自己啓発作家の歴史的賢威として知られている人です。

代表作『人を動かす』は80年以上前に出版されていますが、未だに世界中の人々に読み継がれています。

日本だけとっても累計発行部数500万部以上突破しており、史上最もロングセラーを続けている歴史的名著といっても過言ではないのです。

デールカーネギーの生い立ち

参照:Wikipediaより

デールカーネギーは1888年にアメリカ、ミズーリ州の農民の家系で生まれました。

10代の頃は学校に行く前に、午前3時に起きて豚に餌を与え、牛を搾乳する生活を送っていたそうです。

少年時代のデールカーネギーは人前で話すことを楽しみにし、よく学校の討論会などに参加していました。

この少年時代の経験が彼の将来に大きな影響を与えることになります。

大学卒業後は通信講座や食品、衛生用品などを販売する営業の職に着き、担当していた地域の売り上げを全国のトップレベルまで伸ばすことに貢献しました。

しかし、彼はショトーカ(19世紀末から20世紀初めにかけてのアメリカで流行した成人教育運動)の講師になるという生涯の夢があり、営業の仕事から離れることにしたのです。

そしてニューヨークのアメリカンアカデミーオブドラマティックアーツというアメリカでトップレベルの演劇と講演者を育成する学校に通います。

しかし、残念ながらデールカーネギーはその分野では成功を収めることができませんでした。

その後、彼はかつて少年時代に熱中した『話し方』について教える講師になるというアイデアを思いつきます。

そこで、とある夜間学校で完全歩合性を条件に自身で『話し方教室』を開催することが出来ました。

この話し方講座に通う人は主に社会人で

  • コミュニケーションを改善したい人
  • 自信を持ってプレゼンテーションをしたい人
  • 心理的な問題を抱えている人

などなど様々なニーズを持つ生徒がいました。

デールカーネギーも生活がかかっているので、講座を通して生徒1人1人の問題解決に取り組んだのです。

話し方や悩みの解決方法について、古今東西のあらゆる文献や偉人の自伝書などを調べあげ、独自のカリキュラムを作成しました。

するとデールカーネギーの講座はたちまち人気講座となり、収入も何十倍にも膨れ上がったのです。

この話し方講座のカリュキュラムとして作成されたのが歴史的名著『人を動かす』の元になったものです。

後にデールカーネギーは独立し、『デールカーネギー研究所』として企業研修や人材育成などをおこなう施設を立ち上げます。

その後は、作家としていくつもの名著を出版し、企業研修や講演活動など生涯に渡って人を導く活動に従事しました。

デールカーネギーの本

デールカーネギーは作家として多くの著作がありますが中でも代表作は以下の三作です。

人を動かす

著者:デール・カーネギー
訳者:山口 博
出版社:創元社

先述したように、デールカーネギーの不朽の代表作であり、現代においても世界中の人々に影響を与えている歴史的名著です。

タイトルにもあるように、人に影響を与え、行動へ導く術についてあらゆる視点で記されています。

道は開ける


著者:デール・カーネギー
訳者:香山 晶
出版社:創元社

『人を動かす』と同じぐらい著名な書籍がこの『道は開ける』です。

本書で取り扱っているテーマは「悩み」との向き合い方です。

人が生きていく上で誰もがぶつかる精神的悩みの対処法など、数々のケーススタディを交えながら実施的な対処方や心構えを紹介しています。

人生の節目には必ず目を通しておきたい本です。

話し方入門

著者:デール・カーネギー
訳者:市野 安雄
出版社:創元社

タイトルの通り、デールカーネギーの専門分野である『話し方』をテーマにした書籍です。

話し方講師としての長年の経験を軸に、話し方について独自の見解を記しています。

人前で話す時のマインドセットや話題の選び方や自信を持って話す方法など、実施的な内容が記されています。

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