コーチングを知り始めたばかりの人は一度セルフコーチングにチャレンジしたいという人が多いです。
セルフコーチングをうまく使いこなすメリットは大きいです。
プロのコーチにコーチングを頼まなくても自分の自発性を引き出し、欲しい結果に向けて躍進的に活動することができます。
そこで本記事では
- セルフコーチングの概要とメリットデメリット
- セルフコーチングの学び方
- セルフコーチングをおこなうときの注意点
などを解説していきます。
目次
セルフコーチングとは?
セルフコーチングとは文字通り、コーチングを自らに向けておこなうことを言います。
本体、コーチングは『コーチングをおこなうコーチ』と『コーチングを受けるクライアント』で行うものです。
セルフコーチングはコーチとクライアント両方を自らおこなうこととも言えます。
したがってセルフコーチングをおこなう人は自らを『コーチ視点で観る能力』と『クライアント視点で観る能力』が求められてきます。
セルフコーチングをおこなうメリット
セルフコーチングをおこなうことによって
- モチベーションが上がり、自発性と生産性があがる
- 自分を客観的に分析できるようになり、精神的安定感が得られる
- 目標達成までの時間を大幅にカットできる
- コーチング能力が上がり、応用すれば自分以外の人もコーチングできるようになる
- お金を払わずにコーチングの効果を得られる
などがあげられます。
セルコーチングの大きな利点のひとつにいつでもどこでもおこなえるということがあります。
精神的なサポートが欲しいときにコーチにセッションを依頼しようと思うとスケジュールを抑えてもらったり、悩んでいるテーマをコーチに詳しく伝えたりするなど手間がかかります。
しかし、セルフコーチングができれば、即時に自分の悩んでいるテーマに取り組むことが出来ます。
セルフコーチング能力があがってくると先述したように、自分だけでなく、誰かをコーチングすることも可能になります。
プロコーチを目指す人でなくとも、セルフコーチングができることは将来的に大きな財産になります。
セルフコーチングをおこなうデメリット
セルフコーチングをおこなうデメリットは
- 自分を冷静に客観的に観る能力が必要
- 自分が何に悩んでいるのかテーマをはっきりさせることが難しい
- ペースが自分まかせで最初は習慣化しづらい
などがあげられます。
セルフコーチングの最大のデメリットは先述したように『自分を客観的に観ることの難しさ』にあります。
通常プロコーチのセッションを受ける場合、コーチはクライアントの話だけではなく、無意識の部分も深く観察します。
無意識の部分というのは
- 身体の姿勢や動き、呼吸
- 感情の動き
- 表情の明るさ
などがあげられます。
なぜこういった『無意識の部分』を観察するかというとクライアントの問題解決のヒントは無意識の部分にあることがほとんどだからです。
鏡を観ても自分の本当の姿は観られませんよね。
(鏡に写っている自分の姿は反転した自分の姿が映っています。)
セルフコーチングではこの無意識の部分を自ら見つけ出すことが非常に難しいのです。
これがセルフコーチングの最大のデメリットです。
セルフコーチングはどう始めれば良いのか?
セルフコーチングの始め方は
・本やネットでセルフコーチングを学ぶ
・コーチングスクールやセミナーにで学ぶ
などがあげられます。
それぞれ解説していきます。
コーチングを受けているコーチからセルフコーチングを学ぶ
最もオーソドックスなのがコーチングを受けているコーチからセルフコーチングのやり方を教わるというパターンです。
(筆者もこのパターンからセルフコーチングを学びました)
コーチからセルフコーチングを教わるメリットは体系的、体感的に教わることができるという点です。
コーチングには様々な流派があるので、一言にセルフコーチングといってもやり方が十人十色です。
コーチングを受けているコーチからセルフコーチングを学ぶとコーチから確立された理論的根拠を教えてもらえます。
さらにすでにコーチングを受けているので体感的にセルフコーチングを理解することに繋がります。
コーチングスクールやセミナーにで学ぶ
コーチングスクールやセミナーでセルフコーチングを学ぶのもセルフコーチングを学ぶ方法のひとつになります。
こちらはセルフコーチングを学ぶことが目的というより、本格的にプロコーチを目指す人が選ぶ傾向にあります。
スクールやセミナーで学ぶメリットはロジカルにコーチング理論を学べるというところがあります。
また、スクールで知り合った人同士でコーチングをおこなうことでコーチング仲間ができるのもメリットです。
本やネットでセルフコーチングを学ぶ
最もお手軽にセルフコーチングを学べるのは本やネットでセルフコーチングを学ぶという方法です。
最近ではコーチングのタイトルがついた書籍も沢山売られています。
また、YouTubeなどのオンラインでコーチング理論を解説しているコーチの動画も多くあります。
コーチングのスキルや流派は多くありますのでまずは本やネットで自分にあったコーチングをみつけてそれに関連するコーチやスクールを探すというのもありです。
セルフコーチングの注意点
セルフコーチングの注意点は自分が精神的にブレている時に行わないことです。
先述したようにセルフコーチングをおこなうには『自分を冷静に客観的に観る能力』が求められてきます。
精神的にブレている時にセルフコーチングをおこなうと視野が狭くなり、
- 建設的にコーチングをおこなうことが出来ない
- 自分が解決が取り組むべきテーマが明確化できない
- かえって逆効果になることもある
ということもあります。
(筆者はよくこのような失敗をしました。)
セルフコーチングに慣れないうちは信頼できるコーチに客観的に観てもらうことをおすすめします。