コーチングの醍醐味は何ですか?

. メルマガ読者からの質問

玉野さん、こんにちは。

今日は相談ではなく質問です。

以前、コーチングを受けた事があり、ある講座に参加した時のことです。

数日前までは素知らぬ振りで過ごしていた30名位の人達がコーチングをしてからというもの、名前で呼びあったり以前から知っているような口ぶりで話をすることができるようになりました。

ただゲームや話し合いをするだけだったのに。

不思議な絆が生まれました。

助けあったり、手伝ってあげたり。

私はコーチングについては全くわかりませんが、こういう体験をして人の結びつきっていいなぁと思うようになりました。

今は人の内面性に興味があります。

コーチングをしていて一番の醍醐味は何ですか?

また、メルマガ楽しみにしております


. コーチからの回答

ご質問ありがとうございます。

こうやってコーチングを受けたことによっての気づきのシェアを頂けるとコーチとして嬉しいですね。

コーチにコーチングの醍醐味を聞いてしまうとそれはもう長い話になりますよ(笑)

コーチングの醍醐味に関して色々と想像がつくところがあると思います。

人の成長に関われるところだったり

クライアントと家族のように気持ちを共有できるところだったり

クライアントが目標を達成した時の達成感やコーチとしての誇りを感じれる瞬間だったりと

そのコーチによって色々な醍醐味があると思います。

そして私自身が感じているコーチとしての醍醐味ですが

まさしくこの質問者の方がくれたメッセージのなかに溢れているんですよね。

それは

『シナジーが生まれること』

なんです。

ここでいうシナジーとは広義的な意味のままで

ふたつ以上のものが、かけ合わさって、それまでになかった可能性が生まれたり思わぬ相乗効果が出てきたりする現象のことを言います。

今回頂いた質問だと

互いに素知らぬ振りの関係の30名の人たちがコーチングを受けることによって当人も不思議だと感じるぐらいの助け合いたいと思えるほどの絆が生まれた。

・・というところがポイントでまさしくシナジーですよね。

なにが言いたいのかというとコーチングってグループセッションにしろ個人セッションにしろ

結果として何が起こるのか全く予測がつかないんです。

これはどれだけ経験を詰んだコーチでもセッションの結果は完全に予測することができないと思います。

例えば個人セッションだと

最初はビジネスキャリアの相談だったのにセッションが終わってみるとなぜか家族関係のテーマで締めくくったり

当初はお金の相談だったのにセッションを進めるうちに実はクライアントが本当に悩んでいたのは自己肯定感だった

といったようにひとつのテーマからなんの脈絡も関連性もないようなテーマがリンクしていることがあるんです。

だからクライアントだけでなくコーチ側も毎回、膝を打つような発見が気づきがめちゃくちゃあるんです。

そうなるとコーチとしては毎回毎回のセッションで

『今回のセッションはどうなっていくんだろう?』

探究心やワクワクを感じてどんだけセッションしても飽きがないですね。

毎回、毎回セッションをする度に思うのですが、人って本当に可能性に満ち溢れているなと感じさられています。

クライアントに気づきが起きた分だけコーチ側にも気づきが起こるということなんです。

このシナジーを体験ができるのはコーチという職業以外にはないと思うんですよね。