コーチングはうつ病に効果がある? 精神疾患だったコーチが解説

コーチングをセッションをおこなっていると稀に「コーチングはうつ病の人にも効果がありますか?」という質問を頂くことがあります。

その質問に対して私は、『治療という面ではコーチングは効果を発揮しませんが、うつ病の症状が浅く、少しでも前向きに生きたいという意思があるのであればコーチングはお役に立てる可能性がある』とお伝えしています。

微妙な解答ですが、これは人によってはうつ病でもコーチングが役に立つ可能性があるということです。

コーチングはうつ病に効果があるのか?

冒頭でもお伝えしましたが、うつ病の方が前向きな人生を望んでいるのであれば、メンタル面においてサポートできる可能性があります。

しかし、これはうつ病の症状改善を目指すわけではありません。

コーチングはカウンセリングとは違い、精神面の治療の為におこなうものではないからです。

だから、うつ病を治す目的においてはコーチングは役に立てません。

治療ではなく、コーチングの副次的な効果によってうつ病の症状が和らぐ可能性はあります。

うつ病でもコーチングをおすすめできる人

うつ病でもコーチングをおすすめできる人は

  • うつ病の症状や通院歴が浅い人
  • うつ病を改善し、新しい人生を生きたいという意思がある人
  • 精神的に自立したい人

といった人はコーチングが役に立つ可能性があります。

これはあくまで筆者自身の体験による意見です。

精神疾患の症状の悩んだ筆者の体験談

うつ病ではありませんが、筆者は似たような症状の統合失調症という病気にかかったことがあります。

精神的に不安定になり、やる気も起きず、ただひたすら倦怠感を感じるだけの毎日に悩まされていました。

しかし、私は治療を受けず、この症状を気にせずに自分が生きたい人生にフォーカスすることによって結果的に症状が改善されました。

改善のきっかけになったのは当時の筆者の知り合いで既に、何年も精神疾患系の症状に悩まされ、症状改善の目処がたたないままずっと通院している人がいたことです。

私はその人の様子を見て、今の精神科の治療ではずっと治らないことが予測していました。

だから自分でセルフケアをすることにしたのです。

つまり、ある種のセルフコーチングによって、統合失調症の症状から解放される結果につながりました。

うつ病でもコーチングをおすすめできない人

基本的に前向きな人生を生きたいという意思が感じられない人、もしくは長くうつ病で通院
を続けている人はコーチングをお勧めできません。

むしろ人によってはコーチングがうつ症状を進行させ、逆効果になることもあります。

これも筆者の実体験があります。

先述した、長く精神疾患の治療を受けている知り合いに私がやったように自立の道を諭したのです。

そのまま、治療を受けていても停滞した人生が続くことも伝えました。

結果、その知人は一時的に社会復帰を試み、アルバイトの仕事を始めることにしました。

しかし、仕事中も持病の症状に悩まされ、安定したパフォーマンスを維持できることができませんでした。

最終的には勤め先から解雇を言い渡されてしまったのです。

結果的に、その知人は以前よりさらに心の病の症状を悪化させてしまったのです。

結論、うつ症状が浅ければコーチングを検討してもよいかも

治療を受けてもカウンセリングに通っても症状が改善せず、なんとしてでも改善させたい意思がある場合はコーチングを検討しても良いでしょう。

コーチングによって、うつ病から解放された後の望んでいる人生を実現化することをサポートすることができるからです。

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