夫婦間でコーチングするのはあり?

. メルマガ読者からの質問

いつも為になる情報をありがとうございます。

ブログのプロフィールを見させてもらって気になったのですが、玉野コーチはパートナー(妻)に普段コーチングをされることはありますか?

というのも現在私はプロコーチ志望として活動しているのですが妻がフリーランスで共働きという生活を送っております。

妻も仕事に対して目標を持って活動しているので、私から妻に対してコーチングをしてあげた方がお互いに向上して良いのではないかと思いました。


. コーチからの回答

リクエストありがとうございます。

夫婦共働きで妻がフリーランスというのは私と全く同じなのでご質問を頂けるのはなお嬉しいですね。

また、妻にコーチングした方が良いのではないか?という気持ちもよく理解できます。

私もコーチとして活動を始めた時は、家族として妻にコーチングをした方がお互いとって良いのでないかと思っていました。

質問に対する答えなのですが、結論をいうと私が妻にコーチングすることはあります。

ただし、だからといってパートナーにいっぱいコーチングをしてくださいとはおすすめしません。

これはコーチ同士ではよくあがる話題なのですが、身内や家族、友人関係など

『近しい関係性の人へのコーチングは基本的に難しい』
という話はよく出ます。

なぜ近しい関係にコーチングをすることが難しいのかというと

『コーチ』と『クライアント』という関係性を持ってセッションをおこなうことが難しいからです。

これがどういうことかというと
『夫』と『妻』
『親』と『子』
『友達』と『友達』
など相手と既に別の関係性を築いてしまっていると、親しい間柄ならではのなあなあの関係性を築いています。

この関係性の延長線上でコーチングをおこなってもお互いにコミットは生まれませんしコーチングの成果も出ません。

コーチングを行うなら関係性に新たに『コーチ』と『クライアント』と立場を持ってお互いに責任を持ち、相手を尊重する関係性に変える必要があります。

これが非常に難しいのです。

だから建設的な案を提案するのであれば、あなたがパートナーにコーチングするのではなくパートナーに専属のコーチをつけた方が良いと思います。

私も妻に何度か専属のコーチを推奨しましたが、私のコーチングでも良いとのことで私が稀にコーチングする程度です。

てこの原理と一緒で、コーチングは近しい間柄ほど現実を動かすのは難しいですが、逆に遠い間柄ほど効力を発揮します。