fa-quora. メルマガ読者からの質問
過去のトラウマ脱却と解消法が知りたいです。
fa-font. コーチからの回答
リクエストありがとうございます。
コーチとして非常に答え甲斐のある質問で燃えております(笑)
この質問についてお答えする前に予めお伝えしておきたいのは私は精神科医ではないのでこれからお伝えすることは治療的観点ではなく
あくまで私がいままで色んなセラピーやコーチングの現場で見聞きしたことや私自身がトラウマレベルの体験に対してどう対応してきたかという経験談による話という観点で受け取って頂ければと思います。
今回の質問ですが、トラウマということは過去になんらかの強い精神的ショックを感じる体験があったんだと思います。
そしてその辛い過去の体験が現在の自分の人生になんらかの悪影響や弊害をもたらしているのでしょう。
現在を一生懸命生きたいのに頻繁に強制的に過去に連れ戻されてしまうような感覚に苛まれしまう。
そんなトラウマへ脱却と解消法なら提案が2つあります。
ひとつ目は『ひとりで過去としっかり向き合う時間を取ること』です。
要点だけいうと一度トラウマ体験をしていた当時の自分に戻り、向き合います。
その時、自分はなにを感じていたのか?」
辛かった、悲しかった、腹立たしかった
憎かった、虚しかった、苦しかった
などなど、当時の感じていた事を臨場感を持って再度感じます。
そしてその時の感情を何らかの形で外に吐き出します。
声に出す、紙に書く、カウンセラーに話す、なんでも結構です。
要は過去に取り残した感情の蓋を開ける作業をするのです。
めちゃくちゃ辛いですが、私はこの方法が一番シンプルで直接的だと思っています。
大事なことはトラウマを避けることはせず、向き合うということです。
ある程度、トラウマになった出来事に対して、落ち着いて俯瞰できるようになったら次の提案です。
そのトラウマになった出来事に対して新しい視点で捉えます。
私は全ての辛い出来事は未来への希望の糧になると考えています。
例えば、私は幼少期にいじめにあったり、小学生の時に母との死別や家庭崩壊を経験したりなどそれなりにトラウマ級の人生経験がありましたが
その経験があったからコーチになろうと思えましたしこうやって人生の岐路に立っているクライアントさんの気持ちに歩み寄り、貢献したいと思えるのです。
そういった視点で過去の辛い体験を振り返ると
確かに当時は辛かったがそれが今の充実した人生に繋がっているのだから私の中では起きてよかった出来事だと感謝の視点で捉えられます。
そういった意味では私はトラウマを脱却したと言えるかもしれません。
起きてしまった事実は変えられませんが『その出来事が自分の人生にどういう意味をもたらしたのか』という点は変えることは出来ます。
過去と向き合い、俯瞰し、視点や意味づけを変える
これが私が提案できる過去のトラウマ脱却と解消法です。