fa-quora. メルマガ読者からの質問
本日は久々にメルマガ読者の方からご質問を頂きましたのでお答えさせて頂きますね。
質問内容は
『玉野さんはピンチにあった時どう切り抜けてきましたか?』
という質問です。
fa-font. コーチからの回答
ご質問ありがとうございます。
誰にでも、人生でピンチな場面ってあると思います。
一言にピンチといっても日常のなかのちょっとしたピンチから人生を左右するような大きなピンチの場面もあると思います。
今回の質問の主旨は後者の方だと思われますのでそちらでお答えさせて頂きますね。
この質問を頂いた時、自分の人生でピンチだった時を振り返ってみたんですね。
親と死別した時とか
引きこもりだった時とか
返すあてのない借金を抱えた時とか
思わぬ急病にかかった時とか
精神的、肉体的、社会的、経済的にいろんなピンチだと思えるシーンがあってそれを解決した時にどういう過程を経てきたのか
それらに共通した解決策はあったのか?ということを考えてみたんです。
私なりにピンチの切り抜け方に関して一つの結論が出ました。
シンプルに答えると
『心の持ちようを変えること』
これにつきます。
ピンチの時って、基本的に精神状態がマイナスに傾きやすいですよね。
不安になったり、混乱したり恐くなったり、怒ったりしたりするのですが
まずはその心の状態をできる限り平静にすることです。
要は『落ち着いて対処しましょう』という一般論になるのですがコーチング理論的にもこれは理に叶っているんです。
泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目なんていうように、ピンチを悲惨な出来事だとネガティブに捉え続けると人間の脳は無意識的にさらにネガティブな出来事を引き寄せるような行動や決断をしてしまうんです。
したがってマイナスな精神状態のままでいるといつまでもピンチの状態から抜け出すことは出来ません。
じゃあ、いったいピンチの時にどうやって精神状態を整えればよいのか?という疑問が湧くと思うのですが
これが意外に簡単なワークをするだけで精神状態を整えられるんです。
それは
『ピンチの先に起こる最悪の結果を想像しその対処法を考えること』
私はどんなピンチにもこのワークを挟むことによって冷静さを取り戻して、目の前のピンチに現実的に対処してきました。
例えば、とても返せないような借金を突然抱えたとします。
そのピンチの先にある最悪のシーンはなにか?
経済的な面だけを考えると考えられる最悪のシーンは自己破産でしょう。
そして自己破産によって社会性や生活がどう変わるか人間関係がどう変わるのか色々なイメージが湧いてきます。
その考えられる最悪なシーンになった時に自分がどう対処するのかあらかじめ考えておくのです。
試してみると分かるのですが対処法を考えているうちに自然と腹を括り、冷静に目の前の現実に対処しようという気持ちが湧いてきます。
その時に初めて冷静でフラットな視野になり目の前のピンチを切り抜けられるアイデアが浮かんできたりするんです。
そして仮にピンチを切り抜けられなかったとしても大抵の場合、というより十中八九、最悪な未来は訪れません。
統計的に不安からくるイメージは現実化しないんです。
そう考えれば腹さえ括れば大抵のピンチは乗り越えられるような気がしてきませんか?