fa-quora. メルマガ読者からの質問
いつもメルマガありがとうございます。
相談したいことはコーチングの必要性をどう伝えるのか?という点で悩んでいます。
現在コーチとして活動したばかりなのですが、
「この人コーチングを受けたら人生変わるんじゃないかな?」
と思った人にコーチングの提案をしたりしています。
けれど提案をした相手の人達はどちらかというといまいちよくわからないという反応か、下手すれば怪しい勧誘にあったような反応をされます。
こちらとしては純粋な想いでコーチングを提案をしているつもりなのですがこのような反応をされると悲しくなります。
この状況を打開するヒントはありますでしょうか?
fa-font. コーチからの回答
ご質問ありがとうございます。
今回の相談内容はコーチ志望の方は誰もが一度が悩むテーマではないでしょうか。
私も質問者の方と同じ経験がありますので非常に共感します。
コーチとして活動している方は大抵『人の役に立ちたい』という想いが強い方が多いのでその純粋な想いを疑われてしまったりすると悲しくなりますよね。
この悩みを解決するにはいろんな観点から解説しないといけないのですが、今回はコーチングの価値を伝える上での考え方をお伝えしますね。
まず最初に言いたいのはコーチングの提案をした相手がそのような反応をするのはごくごく当たり前の反応だということです。
なぜなら、質問者の方がコーチングを提案した相手はおそらく
・コーチングを知らない(認知がない)
・コーチングを知っているが興味関心がない、価値を理解していない
というパターンに該当すると思います。
上記に当てはまる人は提案した相手との関係性にもよりますが、ほぼ全ての人が今回と同じく
コーチングの価値がなんかよくわからない
もしくは
なんだか怪しいという反応をします。
ここで意外と提案する側が見落としがちなことがあります。
それは
『自分が信じているコーチングの価値を説明すれば相手もその価値を理解してもらえるだろう』
という先入観です。
ここで考えてみて欲しいのですが
質問者の方はコーチングをはじめて知ったのはどんな時でしたか?
プロコーチに会ったとか本を読んだとかYouTubeで観たとか色々あると思うのですが
コーチングの存在を知った時
『すぐにコーチングを受けたい!』
という気持ちになりましたか?
おそらく、そうはならなかったはずです。
本を読んだりするなどコーチングについての見聞を広げていくうちに段々とコーチングに対する深い興味関心、価値が理解できたと思います。
ちなみに、私はコーチングを初めて知った時はたいして興味関心を持ちませんでした。
「必要性も良くわからないし意識高い人が受けるものじゃないの?」
ぐらいにしか思わなかったです。
その後にカウンセリングや心理学や間接的に繋がっているものの見聞を広げているうちに段々とコーチングに興味関心を持つようになり、最終的にプロコーチになると決断したのは初めてコーチングを認知してから5年たった後でした。
何が言いたいのかというと
人は基本的に認識が浅いものに対しては警戒心を持つのです。
初対面の相手にナンパされると例えその人の見た目が好みだったとしても警戒心が沸くのと一緒で
ある程度、距離感を取りながら相手のことに対して少しずつ理解を深めてこの人は安心できるなと思った時にはじめて深い理解が得られます。
だから、質問者の方に提案したいのはコーチングの価値を理解してもらうように相手を説得するのではなく
時間をかけて丁寧に相手にコーチングの価値に気づいてもらうようにアテンドしていくことです。
コーチングのサービスの価値を伝えようとするよりも、
自分がコーチングを受けて変わった体験談を話すとかおすすめのコーチングに関する本やコーチを紹介するとか
相手がコーチングに興味関心を持つきっかけ作りを手伝ってあげるぐらいのスタンスがお互いにストレスがないかと思います。
一刻も早く、コーチングを体験してもらいたい気持ちは理解できますがそれは路上ナンパと同じだと肝に銘じておきましょう(笑)