信頼できる関係を見つけるには?

. メルマガ読者からの質問

(※一部内容を編集しております。)

先日の成功する人の共通点のメルマガ。

参考になりました。

キブし続けることが大切なんですね。

そこで質問なのですが成功する人は何かしらブレーンと呼ばれるコミュニケーターを持っている気がしますがそのコミュニティとはどうやったら出会えるのでしょう?

もしかして、出会っても気づいてないだけかもしれませんね。

私は信頼できるブレーンとなる先生や同じ目的意識を持った人の集まりなどこうしたいなぁと思うけれどなかなか思った通りの仲間が集めきれなくてもしくは探しきれなくて。

行動を起こすことが第一だと思うのですが。

ちなみに今は環境問題とか心理学とか興味があります。

玉野さんは職業柄、傾聴してアドバイスしてくださる立場ですが玉野さんが困ったり迷ったりしたりするときはどうやって良きブレーンを探されていますか?』


. コーチからの回答

ご質問ありがとうございます。

この質問に回答するにあたって先にメルマガ読者向けに用語を解説しておくと、ここで取り上げている『ブレーン』とは『成功に導いてくれる指導者、アドバイザー』といった解釈で読み進めてくださいね。

今回の質問は正直に言うと回答するにあたって私も深く悩みました。

なぜかというと、私自身が『ブレーン』となる繋がりがあるのか?

また同じ目的意識を持った人の繋がりがあるのか?

また今までの人生でそういった繋がりを感じたことはあったのか?

ということを考えたのですが正直にいうと私にとって「あの人がブレーンだったな」「同じ目的意識を持った人があのグループだったな」と思えた経験がないのです。

だから、正直に答えると私も質問者の方と同じ悩みを抱えています。

良きブレーンや志を共有できる仲間を求めている立場です。

だから、これからする回答はコーチとしてではなく

同じ悩みを抱える一個人の私見として参考程度にご覧頂ければと思います。

回答するにあたって私の失敗談をお伝えした方がヒントになると思いますのでその話をお伝えします。

私も質問者の方と同じようにブレーンとなる存在や仲間との繋がりを求めてかなりの時間とお金と努力をかけてきました。

色んな業界の権威ある先生やメンターに会い、教えも乞いましたし色んなコミュニティにも参加してきました。

しかしどの繋がりも一時的には馴染むものの、最終的にいつも苦い結果で終わりました。

苦い結果を味わう度に『次は絶対に良い先生や仲間を見つける!』と意気込んではまたその次も同じ失敗ばかり繰り返しています。

なぜ失敗するのか、そのきっかけは質問者の方と同じです。

その環境に『思った通りの先生や仲間がいないから』です。

結論、何が私をいつも苦い結果に陥れているのかというと

『先生にはこうあってほしい仲間にはこうあってほしい』

という期待です。

自分の理想像を外側に求めていつも非常に苦しくなっていたのです。

だからといって、こだわりを捨てましょうとか、妥協が必要とか、そういう一般論をお伝えするつもりはありません。

同じ悩みを抱える者として質問してくださった方に対して私が提案できることは『フォーカスをかえること』です。

求めるものが外側にないのであれば内側で創っていくこともできます。

私がコーチとして活動するのはせめて私が求めていた理想の指導者、コーチ、メンター、に私自身が成るようにしようという想いがあるからです。

求める側でいるよりも、与える側にいる方がより建設的で、永続的に満たされるものがあるからです。

最初は抵抗があるかもしれませんがやがて今までとは違った内側が満たされる感覚を体感できると思います。

もちろん、これまで通り自分の求める関係性を探し続けるという選択肢もあります。

以上、私が提案できるのは理想の関係性の探し方ではなく、考え方になります。